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第17話 キャバリア

ところが話は隣の国であるキャバリアからの特使が来たことによって、ずんずんと先に進んだのだ。

アルバートの要請で我が国レンセントの国王が、キャバリアへ入国の許可を求める手紙を送っていたらしい。


レンセント王国とキャバリア王国の間には高くそびえる山脈があり山を越えるか、山を回避するなら遠回りになるが海路で行くかしかない。

山を越えるとすぐそこが王都だが、海路で行くと片道1ヶ月程度かかる。

険しい山を越えるのは難しく、国王の手紙も、キャバリアからの特使も海路だ。

つまり、手紙のやり取りだけで2ヶ月掛かったのだ。

キャバリアが永く鎖国していられたのはこの地形の為だ。

キャバリアは高い山脈と海に囲まれた陸の孤島なのだ。

だから、苦労して入国許可の取れない魔女の支配する国まで行こうと言う物好きは今まで居なかった。

だから永く鎖国していたのだ。

「入国許可はでたが……できるだけ少人数にしろという条件だ。レンセントからは特に俺以外に向こうに行くと言っている人間はいない。向こうも警戒してるだろうから、何ができるかはわからないな。あと、俺はついでに国交の回復を求める様に国王から言われている。現地調査もしなければいけない。だから行動が制限されるかもしれない。」

私は頷いた。

国王がアルバートがキャバリアに行くことに反対しなかったのは、レンセントに利があるかもしれないからだ。

アルバートは勇者として国の為に動く義務がある。

本当なら入国したらアルバートとは別行動にしたかった。

だが危険もあるのにアルバートを一人にはできないし、私たちが何かやらかしたら全ての責任がアルバートにいってしまう。

魔女に会うことも、難しそうだ……。

それでもユリウスに隣の国を見せてあげられるなら、それだけでもキャバリアに行く価値はあるだろう。

彼はキャバリアの王子だったのだから……。


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