上陸
細かく刻んでいこう
上陸
私たちは島の海岸線からすこしはいったところで今後の方針を話し合うことになった。私は副官としてその会議に出席することになった。
「先遣隊の消息はつかめたか?」
「いえ。海岸に接岸していた船以外に今のところ何もありません」
会議の中ではやはり目新しい情報はなく何の痕跡も見当たらないことを確認しただけになり、今後の方針へと話題は移っていった。
「これからの探索についてだが、舞台を二つに分けまずは沿岸部を探索。その後合流してから島の内部へ向かうというのはどうだろう?」
ブラウ連邦魔導騎兵隊長が提案した。
「ふむ、それでいいと私は思うぞ」
王国騎士団派遣隊隊長が賛成を表明しほかの人たちも反対する人はいなかったので特に議論することはなく次はどのように部隊を分けるかということになった。
「連邦とギルドが西から、王国が東から回るはどうですかな?」
「西のほうが少なくないか?」
「いやSランクやAAAランクがいるのだからとんとんでしょう」
「確かにそうだが・・・」
「いや。これでいでしょう」
「それでは明日の明け方に出発ということで」
「今回の会議を終了させていただきます」
あっさりと最初の会議は終わった。
「魔術師長。起きてましたか?」
ずっと会議中目をつぶっていた上司に声をかける。
「あ?起きてたぜ。ただこういうのはほっとけばほかの偉い方がきめてくれるのさ」
「はぁ」
まったく何かと省エネ思考のひとだな。
そして翌日の朝私たちは二手に分かれて島の探索へと向かうことになったのだった。




