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第12話 何があったの!?

 事件が起きたのは露天風呂だった……

 きっかけはそう、紗良さんが朋花さんに絡みだした時に遡る。


 紗良さんからの不穏なカミングアウトの後、露天風呂は重苦しい空気に包まれてた。そんな中、爆弾を投下した当事者の紗良さんは平常運転だったの。


「朋花ちゃん…おっぱい大きいねぇ……」

「な、なんやねん突然……!!」


 出会って半日の紗良さんの平常は知らないけどまぁ、平常運転だった。


「ちょっと揉ませてよ」

「なんでやねん!!自分の胸にも立派なの付いとるやんけ!!」

他人ひとのがいいんだよ……」

「ち、近寄らんとって!?」

「初めて会った時から…君の事いいなって思ってたんだよね」

「ウチにそういう趣味あらへんから!?天鬼!?助けて!?」

「…………いいんじゃないですかね?」

「なんで!?」


 弾けんばかりの双丘に細い指が食いつく様は圧巻で……


「やっ///痛いっ!!優しく触らんかいっ!!」


 不思議な事に色気なんて欠片も感じない朋花さんからたまらんフェロモンが……


「でゅっ……でゅふふふふふふっ///」


 ブバッ!!



 そして私、天鬼りあは露天風呂を鮮血(鼻血)に染めながら倒れた。百合にのぼせたんだ。


 そして脱衣所に運び込まれて今に至る……


「何があったの!?」


 騒ぎを聞きつけて駆けつけた万理華さんの悲鳴が脱衣所に響く。

 私の隣には琴音ちゃんも寝かせられてた。琴音ちゃんはタイガーマスクを被ったままの入浴により、のぼせた。


「あっははははっ!!がはははっ!!」


 紗良さんは笑ってた。


「二人ともしっかりせぇ!?あかんっ!?天鬼の出血が致命的やっ!!魚人島に来たサンジかい!?」


 朋花さんはパニクってた。バスタオル一枚の姿で乳を揺らしながら……


 良きものを見せてもらった……これが尊死……願わくばこのまま百合の花びら散る三途の川をクロールで渡りたい……


 紗良さんにはもうちょっと詳しい話聞きたかったけど……


「ちょっと!?ねぇ!!嘘でしょ!?二人共しっかりしてよ!?」


 人間は1リットル近い血液を失うと命の危機に瀕するらしい。

 温泉を血の池地獄に変えるほどの大出血を起こした私の意識はそのまま遥か彼方へ…万理華さんの声を聞きながら私はゆっくり意識を手放したのでした……




 百合や尊死、~完~

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