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コノヤロウ……
皆が然り気無く私に気を使ってくれてるってのに!
空気読めよ!この糞ガキ
私が心の中で悪態をついてる最中も『やっぱり本物は違うな』とか『これが姫だよ』とか言ってるし
豪華な食事が無くて隣に居たらひっぱたいてやるのにっ!
確かにそうだけどさ?
いくら本当の事でもさぁ…
「綺麗なタイプが違うわ、白雪姫は妖艶な小悪魔系美女、コイお姉さんは清純なお嬢様美人って所かしら」
「サーシャちゃん、そんなお世辞は要らないよ」
料理を運びながらお盆でナナセの頭を軽く……じゃなくてコントのタライが落ちてくるくらいの音がしたからかなり本気で叩いただろう…
そんな行動にニヤニヤしてしまう私が清純なわけないわ
しかもピッチピッチのティーンと比べられたら……泣ける
「そうね。私は清純じゃないもの、当たってるわね」
「姫…」
「だって、汚いもの」
言葉を濁すわけじゃなくて当たり前の様に言って微笑む白雪姫
まるでそれが本当で言いなれたような口振り
「きたないって?こんなにカワイイのに~?」
皆が一瞬言葉を失った中、ニーチェが白雪姫を見ながら首を傾ける
「私は……」
「姫、話しても良いですか?」
「別に私が話しても構わないのに…」
岡本さんが白雪姫の肩を撫でながら私達と向き合う
私は2人の正面に隣はカインとシーク、岡本さん達の横にゴメスとロックとニーチェ。
料理側の所謂誕生日席はイルーナ君とサーシャちゃん
ナナセは少し離れて座ってるけど…それでよし!
「姫は小さい時から虐待を受けてたんだ」
「それって性的虐待?」
「サーシャ」
「別に良いじゃない、この事って結構噂になってるし?私達、本当に小人じゃないんだから…数名は除くけど」
「誰だよ、数名って!」
お前だ、ナナセ…。
後はニーチェかな?ナナセとは違って清らか過ぎてそんな事は知らなそうだもん。
でも逆に知らないからナナセみたいな反応をするかと思ったらニーチェはロックに頭を撫でられて黙ってる
「そうよ、実の父親である王に。最初はそんな事思わなかったわ。私は母が居なくても父に愛されてるって…でも歳を重ねる事に愛されてるとは想わなくなった…城の人間も噂してるしあの男の行動も段々激しくなって……」
「姫、後は俺が話します」
明らかに声が小さくなる白雪姫に岡本さんが話し掛けた
「姫の今まで可愛がってくれていた王妃が姫に冷たく当たるようになった」
「え?」
思わずここは黙って聞かなきゃいけない所なのに声が出てしまったら岡本さんは私の疑問に気付いたのか頷いて話を続けてくれる
「王妃、白雪姫の本当の母親だ」
「でもっ!白雪姫の本当の母親って病気で亡くなったんじゃ……」
そんな事が物語の冒頭に書いてあった筈だけど…




