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「とりあえず家の中に入りましょうか?」
このまま外に居ても白雪姫はローブを取れない
でも変な感じ…私が白雪姫の事を7人の小人の家に案内するなんて…もし絵本が存在したら一体なんの役なんだか
「会えて嬉しいのか?」
「は?」
隣を歩いて話し掛けて来るカインと目を合わさず答える、その会えて嬉しい人物名は聞かれなくてもわかるし…
「ムカつく」
「痛っ…もう!」
頭を軽く叩かれると反射的にカインを見てしまう…でも直ぐに前を向いてシークの手を引っ張り足早に家に先に入っちゃう
「相変わらずだな」
「なんだよ、おかしいか?」
「いや、運命は結構変わるんだなと思ってな」
「そうみたいだな、でも俺がアイツを姫にするのは俺の運命だし…アイツしか考えられないんだよ、もう」
「ちょっと…彼女が羨ましいわ」
そんな事を3人で話してる事なんて家に入ってしまった私は勿論聞こえなかった
家に入るといつもより豪勢な食事がテーブルに並べられてる……サーシャちゃんかなり張り切ったな。
ゴメスは追加した椅子を並べてる
「コイお姉さん、白雪姫来たの?」
「え?うん、今来るよ」
「シーク見たの?」
「ローブの姿だけね、顔も少ししか見てないけど普通かな」
えぇ?!
白雪姫が普通って……ドンだけ顔面偏差値高いのよシーク!
今日は皆仕事を休んでる
いつも2組に分かれるから家が狭く感じるけどこの感じの方が暖かくて好きなんだよね
「2人が来たぞ」
サーシャちゃんの手伝いに行こうとすると家の扉が開いて3人が入ってくると同時に白雪姫が黒いローブをユックリと取る
「わぁ~可愛いね!ね?ロック」
「あぁ……」
ゴメスの言葉に恥ずかしそうに頷いて顔を紅くしてるロック……やっぱりな反応だなと思ってるとシークが私の服を引っ張ったから背を屈めると耳元で
「アイツ、女性に殆ど免疫無いからあんな反応なんだよ」
「そうなんだ」
シークそれ慰め?
ロックって私の時、あんなに顔を紅くしたかな?
「わざわざここまで有り難うございます、久しぶりですね、白雪姫も岡本さんも」
「あぁ、久しぶりだな…でも本当に7人の小人か…益々本の通りだ」
岡本さんが回りをキョロキョロする姿はなんだか新鮮だ、いつも落ち着いてるからこんな態度するんだなぁ……
でも私もこの世界に来た時はそうだったもんね
「物語の様には進んでないらしいですけどね、さぁ座って下さい。」
イルーナ君が2人を席に案内すると皆も席に付く、奥の部屋からナナセが来て一言
「へぇ!これが白雪姫?コイより全然綺麗だな!」




