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「………………」
「たべよー?」
ニーチェの温かさを存分に味わって家の中に入ると甘い香りが充満してた
一瞬3時のおやつの時間だったっけ?と勘違いしてしまう。テーブルの上のお皿に乗っかってる物体を見れば。
「…………」
「たべよー?」
まるでバクみたいな台詞をニーチェが繰り返して私は席に座る
目の前にはドーナツとキャラメル、飲み物は甘い木の実のジュース
そうだ……ニーチェはお菓子が大好きだったんだ
それにこれはきっと手作りでは無いっ!
ジュースだけは辛うじて絞ってくれたんだろうけど……
「ニーチェ……これは?」
「おひる~」
「おやつ?」
「おひる~」
「………」
「たべよー?」
「うん、頂きます」
ニーチェって料理出来たっけ?
だから今日は残ったのかと思ってたけど違うのか?
サーシャちゃんがプロ並に上手だから勝手に小人7人は皆料理上手だと思ってたけどさ
でもでもっ!
ドーナツをお昼に食べるOLさんだって多いよね?
だから別に良いんだけどさ……。
それにニーチェは本当は料理が出来るけど自分の大好きなお菓子を出したって案も捨てがたい!
……いや、そう思いたい。
とりあえずドーナツを手に取って食べると当たり前なレポーターな発言になっちゃうけど外はサクッとしてて中はしっとりしてて美味しい!
「このドーナツ美味しいね…?」
「ありがとう~」
「ニーチェが作ったのよね?」
私が薪を割ってる時に買い出しに行ったのか……でも街まで遠いし、この前のお菓子は全部食べちゃってた筈……
「うん、僕ね?ドーナツは得意なの~」
そうなんだ!
だから今日は得意メニューを作ってくれたのか
「だから今日はドーナツなのね、ありがとう。本当に美味しい」
そうかそうか、ニーチェは別に料理が出来ないわけじゃないんだな
「いつもドーナツだけ~」
「え?」
「僕ね?ドーナツだけは得意なの~」
「うん、じゃあさ今度は別の料理を食べてみたいな?」
またバクみたいに喋るニーチェに話題を振りながらジュースを飲む
「だから~ドーナツだけなの」
「………」
「僕が得意なのドーナツで後は無理なのー」
「…えっと、ニーチェはドーナツは作れるけど他の料理は作れないって事?」
「エヘヘ」
笑いながら頷くニーチェ
「他のお菓子も?」
「エヘヘ」
マジかっ!!




