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翌日から直ぐにカインとイルーナ君は白雪姫の所に向かう事になった
皆も仕事を分担して今日はニーチェと私がお留守番。
「よっこらせっとっ!」
勢いよく斧を振り上げ目的を定めて振り下ろす
朝から私は薪割りをしていた。
『自分が出来る事』
それを考えたら今はやっぱりコレしかない事に昨日は寝るとき静かに枕を濡らしたものだ
体力と皆の役に立つ事の一石二鳥の出来る事、それが薪割り。
朝なんてカインにぶつくさ文句を言われまくった
『そんな事するんなら着いてこい!』と…。
なんだよ、その亭主関白面は!
お前は私の旦那様かよっ!
そんな私を余所見にイルーナ君は筆記用具的な物を鞄に入れてカインの前にちょこんと座った
勿論、絵本のお姫様乗りだ。
可愛い小人と顔だけが良い王子はやっぱり絵になるなぁ…と思ってイルーナ君に聞いてみた
『ねぇ、馬とか痛くない?』
『大丈夫ですよ、…前は良く乗ってましたから』
『そうなんだ』
「…………あの間はなんだったんだろう?」
聞いた時の少し寂しそうなイルーナ君の顔はちょっと気になったけど皆が帰って来る前に目の前の薪を全部割らなくちゃ…女が廃る!
力を入れて目的を定めて…振り下ろすっ!
力を入れて目的を定めて…振り下ろすっ!
力を入れて目的を定めて…振り下ろすっ!
「よし、次も……ん?」
まるでロボットの様に作業に没頭していた私は何かに引っ張られる感覚に気付いて振り返るとニーチェが私のスカートを引っ張っていた
「エヘヘ」
「えっとごめん、いつから?いつからスカート引っ張っていたの?気付かなくてごめんね?」
腰を下ろしてニーチェの頭を撫でて上げる
これが他の人間がしたら只のセクハラだがニーチェにはそんな邪な感情は一切感じられない
見よ!このエンジェルスマイルを!
(誰も見てないけど)
「ごはん、たべよー?」
「ご飯?あぁ…もうお昼なんだ…呼びに来てくれたんだね?ありがとう」
「エヘヘ」
思わずその小さな体を抱き締める
失礼だがやっぱり子供の体温って気持ちいい
「……」
昨日のシークの手もそうだったけど…ちょっと違う温かさだ
うん、あれはニーチェみたいに純粋培養じゃないから私が慣れないだけだな!(別にシークが邪な感情だとは思ってないけど)
サーシャちゃんは良く言うよな
『あんなタラシは私達の中で1番なんだから、子供の姿でまだ安心よ』
…一体どういう意味だったんだろう?




