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ドーナツだけプロ並に上手いのに後は無理ってか!
じゃあこの添え物みたいなキャラメルは買ってきたのか…。
「こんなに美味しいドーナツ作れるんだから他の料理も挑戦してみたら?」
「挑戦?」
「うん、きっと出来るよニーチェならさ!」
「エヘヘ」
そうだよ、全く何も作れないんじゃないんだもん。ドーナツが作れるならお菓子は得意って事だからパティシエみたいに作れるよね?
料理にも得意分野ってのがある。
和食 洋食 中華とか。
ニーチェは頑張ればパティシエになれそうだ
「所でさ、皆の中で料理出来るのってサーシャちゃんだけなの?」
「ううん、イルーナとロックは出来るよ」
「そうなんだ」
イルーナ君はやっぱりって感じだけどガテン系のロックも料理得意なのか…。
料理も以外とガテン系だったりして
魚さばいてそのまま食えよ!みたいな…まぁ、街みたいにお店が沢山あるわけじゃないんだから自然料理が主流か
「うわっ!なんだよこの臭い!甘ったりぃ~」
キャラメルを食べてるといきなり扉が開いて家の中にカインの声が響く
まるで出方が山賊だよ…と言うかナマハゲ?
『悪い子は居ねぇか!!』的な。
「ちょっとっ!静かに入って来なさいよね?それに今アンタ『臭い』って言ったでしょ?『匂い』じゃ無いわよね?こらぁ!」
それでも席に座りデーブルの上のドーナツを手に取るカインの手をピシャッっと叩く
「何すんだよ」
「外から帰ってきたら手洗いとうがい!基本でしよ?見なさいよ、イルーナ君を」
お手本の様に既に手を洗ってる姿をカインに見せつける
本来なら家の主であるイルーナ君が先に入って来るのが礼儀でしょーが!
「ったく…お前も乳母か」
「当たり前な事を言ってるのよ、ましてやここは今は小人7人なんだから子供は免疫力が弱くて…」
「あ~はいはい、子作りは俺と結婚してからな」
「ちょっと…」
「お前は俺の乳母じゃなくて姫なんだから」
「……」
そう言うって手洗い場に行くカインにちょっとドキっとさせられてしまった
別に嬉しいとかそんなんじゃないんだけど…クサイ台詞を吐く男性なんて向こうにもいっぱい居たけどさ、ちっともドキドキしなかった。
私が憧れる設定が『童話の様な世界』や『王子様に』だから向こうではどんなに歯の浮くような台詞を言われても胸に響かなかったんだよね
どんなに恋愛に免疫が無い私でもさ




