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直ぐに馬に私を乗せてその場所から離れる
腕の中からカインの顔を見たけど凄く不機嫌そう…いや不機嫌その物
色々言いたい事は有るけど
やっぱりお尻が痛くて何も言えないまま皆の元に戻った
「大丈夫?コイお姉さん!」
「白雪姫には会えたんですか?何かされたんですか?」
イルーナ君とシークが心配そうに声を掛けてくれる
「おいっ!お前…コイに何したんだよっ!」
ナナセはまたカインに喧嘩を売ってるが今は其れ処じゃない…
わが家…と言っては失礼だけど家について私は馬の移動でクタクタで不本意ながらカインに横抱き(俗に言うお姫様抱っこ)状態で家に帰ってきた。
そのまま私はベットに寝かせて貰って布団を被り皆に見えない様にお尻を擦る
「もうっ!ちょっと皆出て行ってくれない?!」
皆の質問攻めの私にサーシャちゃんが男子達を一喝して部屋から出した
「サーシャちゃん…」
「全くどうして男ってデリカシーが無いのかしら…コイお姉さん、何処か痛むの?お腹?もしかしてあの日とか?」
うぅ…何だろう急にお母さんの言葉を思い出して納得してしまった
『やっぱり娘を1人産んどいて良かったわ』
私が小さい時にお母さんが病気で入院した時、学校の帰りに洗濯物とか必要な物を運んだりしてた
『1人も何も私はひとりっ子なんだけど?』
『うふふ、そうね』
『それにお父さんは娘はいつか嫁ぐから男も欲しかったって何度も言ってるけどね』
『そうねぇ…出来れば兄弟とか欲しかったけどね。でもそれは娘が可愛くて言っちゃう言葉なのよ』
『嫁ぐって私は王子様と結婚するんだから難しいんだからそんなに心配しなくても良いのに』
『王子様みたいな人でしょ?』
『違うわ、王子様と!』
『全く白雪ってばブレナイわね』
あの時は『子供の夢』とお母さんも笑ってたけど私は本当にブレ無かった
今思えばあの時から私の気持ちは固かったのだ
そしてお父さんの気持ちは次第に変わって『彼氏くらい作れ』と言うようになったな
でもお母さんの言葉は理解した…女の子が1人居るだけで違うなぁ…。
ましてやこんな男所帯
ドアの向こうからナナセがカインに何か文句言ってるけど他の皆も話してるから内容はサッパリだ
「サーシャちゃん、ありがとう…でも違うの。私…馬に乗りなれてなくて……お尻が痛いの」
最後の言葉はサーシャちゃんしか聞いてないとわかってても小さくなってしまう。




