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注意はした
家に戻ってから不機嫌だし足は組んで態度悪いし……だけど言っても変わらない
私の育て方が間違ってたのかしら?と思ってしまうくらい警察で保護されて親を待ってる不良
それだけなら良いけどまたいつもの面倒病なのか私達の話を聞いてるのかどうかさえ怪しい
特に岡本さんには態度が悪い
歳上なのにちっとも敬意を持たないし、向うの世界だったら社会人としてやっていけないよカイン
「カイン、いい加減に…」
「帰ろうぜ」
「は?」
『いい加減にしなさい』と言おうとしたら声を重ねる様に『帰ろうぜ』と言いやがったよ。この王子様は
せっかく白雪姫を見つけて、しかも異世界人の岡本さんにも出会えてこれから話を詰めていこうという時に!
また商談は終わって無いんだよっ!
そりゃ1日で色んな事を聞けるとは思ってないけどさ…
「カイン、アンタは何で旅してるのよ?」
「予言の姫を探して…だけどさ?こちらさんも予言の姫になるつもりは無いみたいだし?しかも相手も居るんだから」
「こちらさんもって…まだ可能性だって……それはこれから」
これから……どうすれば良いんだろう?
白雪姫に会えばもしかしたらカインの態度が変わるかと思ってた
予言の姫に会えば恋い焦がれたり……白雪姫だって狩人とは過ちとかでカインを好きになるかもとか…?
そうしたら私の意味とか、イルーナ君達の魔法とかの問題の手助けになってくんじゃないかと密かに期待しててり……
でも実際は2人は惹かれてない……それは結構早い段階で気付いてたし。
『決めてください』
やっぱり…あの男のいう通り私が決めるの?
白雪姫になるかを?
……じゃあ岡本さんは?
ほらっ!やっぱりまだ情報が足りないよ
「カイン…」
「それは困るな、王子」
「海…」
今度は岡本さんが声を遮ってハッキリと言った
「何が?」
「君は姫の王子なんだろう?」
「予言の姫ね……でも違うと思う」
だから違うと思うだけで断言するなよ…!
「海、私は今のままで良いのよ?このまま貴方が居れば……それで良いの」
「違うんだ、姫……貴女には運命の王子が……」
「だからそれは海なのっ!あの時……海と初めて会って私は世界が変わったの!」
岡本さんに抱き付く白雪姫は今日一番動揺してる
私達に会っても予言の姫の話をしても私が異世界人だと聞いても笑みを崩さなかったのに




