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「質問の答えだけど預言者なんてそんな大層な人は居なかったわ。そんな事を占えるのは魔女でしょ?継母が私の運命の王子様を教えてくれるなんて有り得ないわよ…邪魔な私なのに」
「………」
デレデレしてた私は一瞬で正気に戻った気がした
最後の低い声は会って初めて聞いた声だ
その声で私は2人の話を理解して聞く事が出来たけど
「じゃあどうして知ってる?」
「小さな時にね、妖精に教えて貰ったの。今は勿論見えないわ…それくらい私は汚いから」
汚ない?
「妖精は?」
「話し聞いてた?今の私に妖精なんて見えないわ、例え近くに居ても気付かない」
それは…汚いから?なんて…ストレートに聞けん!
「………」
「本当に小さい時に見えたから…そんな事ずっと忘れてたんだけどね…彼に会って同じ事を言われたのよ」
「彼って…あの…狩人?」
「狩人?」
「え?違うの?」
白雪姫が私を見ても、もう大丈夫何だけど話が違うの?
白雪姫は狩人と駆け落ちしてるって広まってるのに
「狩りなんてあんな優しい人に出来るわけないわよ。野ウサギだって捕まえられないのに…まぁ、着てる物はあまりにもおかしかったから私が城で用意したから狩人風に見えてるのかも」
狩人風って…そんなエスニック風の料理みたいな…
「じゃあ誰なんだ?一緒に駆け落ちしたのは?」
「ふぅん…王子様、私も質問しても宜しいかしら?」
「何だ?」
「王子様は私が運命の姫ならどうしたいの?」
「それは城に連れて帰るしかない」
「帰るしかない…ねぇ…」
カインの言葉に白雪姫は表情をちっとも変えないで笑ってる
普通なら私みたいに怒ったりするはずだけど…なんか変だよカイン君
何だかカインの言葉にモヤモヤするだよねぇ…『連れて帰るしかない』ってのは持ち前のカインの面倒な性格なんだけど…なんか本当に『しかないから』って感じ
きっと白雪姫もそれを感じてる筈なのに何とも思ってないらしい。
どうやらこの2人は目と目が合って恋に落ちるとかそんな展開では無さそう
「予言の姫を連れて帰らないと国が危ないんだ、だから本当に白雪姫なら…」
「私は王子様の国の為に結婚させられるの?私を幸せにする為にじゃなく?」
「………」
最もな意見だよ…白雪姫。
私もそれは思ったもん…だって普通なら愛しあって結婚ってするもんだもん…それが『仕方ない』とかじゃ…




