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憧れはシンデレラの王子様なのに私は白雪姫?  作者: 本庄梓
魅惑の白雪姫
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15

『この女誰だ?』と。


勿論、当たり前に王子に横抱きされてる私の事をだ


白馬の横を歩いてる綺麗な女の子が召使いなわけない、横抱きになる子はこっちでしょ?って


勿論読んでたら私もそう思う。


「やっぱり馬は速いわね…貴女は何処かのお姫様なのかしら?」


恐縮して縮こまってる私に追い討ちを掛ける白雪姫

その話し方は普通だと思うんだけど今の私には

『姫の私を差し置いて平民が馬?しかも私の運命の王子に横抱きされて』って聞こえるよっ!


「滅相もございません!私は只の人間です…」


「人間って…それは皆同じだろ?何言って…おいコイ顔上げろよ」



「無理です…恐れ多くて…」



「コイツ変な奴だけど悪い奴じゃないから」



「面白いお嬢さんね」



うう…さっきから気になってたんだけどもしかして白雪姫って私の事を幼くみてるよね?


いくら物腰や雰囲気が美魔女でも白雪姫はピッチピチの10代だとそんな白雪姫が『お嬢さん』って


カインも気付いてるのか訂正しないし…もう自分の年齢詐称会話はあまりしたくないんだけどなぁ



そんな事を考えてるうちに馬が止まった



「ここよ、私と彼で暮らしてるの。あまりにもボロくてびっくりした?でも中は案外綺麗なのよ?」


白雪姫が可愛く笑いながら指差せた場所はお世話にも立派な家とは言えない。

なんなんだったらカインが寝床にしてる倉庫の方が見栄えは良いかも知れない



悔しいけどカインに手伝って貰い馬から降りて案内された家の中に入る


「お邪魔します…」


うう…今すぐにでもお尻を擦りたいがカインが後ろに居て出来ない…


いつもみたいに偉そうに前を歩けば良いのに…空気の読めない奴め


「どうぞ、座って」


中の様子は思わず見回してしまうくらい西洋風だった…アンティーク調な飾り付け。


「うわぁ…可愛い部屋…」


思わず敬語を忘れるくらいウットリするくらい私好みの部屋


外観からは想像出来ないくらい綺麗に整頓された小物とか…うん、人はと言うか家は見掛けによらない。



「ありがとう。王子様も座って?」


「…あぁ」


「うわっ…もうちょっと離れてよ!」


「狭いんだから仕方ないだろ?」


そう言うと既に座ってる私の横にカインが勢い良く座って来た


2人掛けのソファに急に座られて私の身体はカインの方に寄り掛かる


「もうっ!」



押し返すとカインが私の髪を軽く叩く



「うふふ、仲が良いのね?ちょっと待ってて、お茶を用意してくるわ」


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