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憧れはシンデレラの王子様なのに私は白雪姫?  作者: 本庄梓
魅惑の白雪姫
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「おい…白雪姫か?」


離れてく女の子に追い付いて声を掛けるカインは当たり前の様に『白雪姫』と呼ぶ


一応尋ねてる風だけど女の子を白雪姫だって分かってるだろう


私も判る。だって女の子と距離が縮まる事に目を奪われるくらいなんだもん…


白い透明な肌

紅い唇

肩までの綺麗な黒髪は軽く自然にカールしてるみたいに可愛い


顔は勿論凄く綺麗で可愛いんだけど…可愛いんだけど…凄く艶っぽい感じ


女の子なのに大人の色気って言うかなんて言うか…私には無いフェロモンってのが凄い!


「貴方は?」


うわぁ…声も艶っぽい!

もうレベル高いな!

本当に女の子?

もしかしたら顔は若いが幾多の男を手玉に取った様な美魔女か?


「俺は……おい、大丈夫か?」


「へ?」


「へ?じゃねーよ、何してるんだよお前」


「………」


カインに声を掛けられて私は自分が何をしてたのか知る


さっきまでカインの横に居た筈なのに私は女の子…白雪姫らしき女の子の傍に行って顔を近付けてた

勿論無意識

もしかしてあまりのフェロモンに引き寄せられてた系?


いつの間にっ…しかも同姓に!


「貴女も誰なの?…もしかして城の人間?」


「えっと…違うよ?違う!断じて違います!」


間近で綺麗な人形の様な顔に思わず頷きそうになってしまい首を振る


駄目だ!


私の中の本能が警告する


女の子を見てると…良く言えば惹き付けられるけど…悪く言うと操られそう

引き摺られるような感覚


「城は城でもオレは違う国の王子だ」


「違う国?」


「俺はノクターン国の第二王子のカイン、お前がもし白雪姫なら…」


て言うかカインは平気なんだな…このフェロモン。


初めてカインを凄いと思ってると急に俯く


あれ?


やっぱり私と一緒で操られそう?

それとも運命の姫を目の前に漸く声も出なくなったとか?


「なら?何よ?」


「………」


「ちょっとカイン!お決まりの台詞どうしたのよ?」


あの『予言の姫だ』とか『俺の后に』とか失礼ないきなり接吻とかするんじゃないの?


もしかしてあまりにも美し過ぎてビビってる?


あんなに自分は格好良いとか言ってた癖に…本物の美魔女…じゃなかった美少女を目の前にしちゃったら怖気ついたのか?



平凡な私には出来た癖に…それもなんだか腹が立つな

けどこの白雪姫なら仕方ないかもしれない。


例え皆が言ってる駈落ち姫だろーが、お手付き姫だろーが…許せる様な…



「もしかして貴方が私の運命の王子様だとか?」


こっちの白雪さんも痺れを切らしたのか俯いたままのカインに問い掛けた

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