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「アンタには関係無いでしょ?予言の姫はここに居ないんだから聞いたなら駆け落ちした姫でも探しに行きなさいよ」
「あの予言は必ず当たるんだぞ?何で俺の姫が駆け落ちしてるんだよ……それにお前は誰なんだよ?」
話の矛先が私になって王子は私の顔を見つめる
はぁ?
『誰』ってあんな事しといて!
「それこそ関係ねーだろ?」
ナナセが私の前に立ってくれるが悲しいかな身長で私の視界は変わらない
「関係……無いのか今はどうだか僕達も解らないんですよ……サーシャ、もう1回話し合ってみませんか?」
イルーナ君も私を見て考え込む
確かに……予言の姫は狩人と駆け落ち中だけど私がもし予言の姫だったら?
『決めて下さい』
ローブの男の言葉を思い出す
決めて下さいって事は拒否とかも有るのかな?
「今の状況を話すって事?」
「この人が理解して協力してくれると思えないなぁ」
「王子だ!俺は頭良いぞ!」
「頭自分で言う?悪そう~」
サーシャちゃんの後にゴメスが指を指して言う
「勿論、強引にコイお姉さんをお嫁さんにするのは止めて貰います。それからこちらの状況を話す条件で王子には協力して貰います。僕達も予言の姫を探しますから」
おっ……お嫁さん!?
なんて具体的な言葉だ……確かに予言の姫は運命の相手だから最終的には待ってるのは結婚
結婚……私が?
まだ交際もした事無い私がこの顔は良いが印象最悪で頭の悪い王子と?
しかも……どう見ても年下だよね?
別に年齢とか気にしないけど……
「結婚なんて無理」
ちゃんと恋愛期間も無いのに結婚なんて考えられないよ……運命の姫なんて響きは良いけど悪く言えば只の政略結婚じゃない!
物語の為に決まってるとしたら
「そうよねぇ、いくら王子で経済的に安定してても……いきなり唇奪う奴となんて無理よね」
私の呟きにサーシャちゃんが頷いてくれる
「それは予言で言われたから……つーかお前ら口悪いぞ!」
「まぁまぁ落ち着いてください。とりあえず王子はさっきの話し聞いてくれますか?」
「…クソ…わかった聞くよ……俺だって姫を見つけないと城には帰れないからな」
王子はチラッと私を見て仕方がないと言うように頷く
何よ…まるで私が姫じゃない事が悪いみたいに。
しかも当てが外れたみたい顔が余計にムカつくし!
それにコイツ『姫』なら誰でも良いって感じ
その後、イルーナ君は丁寧に王子に経緯を話す
私の事も
自分達の事も
何かが狂ってる事も。




