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清く楽しい高校生活  作者: 烏賊野しおから
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4.入学前夜

あれから1週間。

何も起きていない。

と言うか、あの場所に近寄っていない。

自我を失ってしまいやらかしたことの最大さに後悔ばかり。

ウィッグを着けていたのが不幸中の幸い。

いつもロクなことをしない兄だけど今回だけは感謝。

あれ?でも男って認識されたから絡まれた??


しかし、困ったことにあの日ケータイを落としてしまったようだ。

一応周辺は探したり、家族にパソコンからコンタクトを取り電話をかけてもらったが電源が切られているようで繋がらない。

警察にも聞いてみたが届いていないようだ。


残るはあの場所なんだけど怖くてとても近寄れない。


今のケータイは長年使用していて愛着もあったので正直見つかるまで探したいけど、そう言うわけにはいかない理由があった。

そう、私には明日入学式が待っているのだ。

新しい学校。新しい制服。そして、新しい女友達。


「私、柊 楓って言うの?あなたは??うふふ私達お友達にならない??あ、アドレス交換しない??うふふ。放課後このままお茶でもどうかしら??」

なんて!私のプランでは女の子とのコミュニケーションには必須なの!!

ケータイが無いなんてナンセンス!!


っと思ってケータイショップに足を運んだんだけど、プランやら機種やら訳がわからなかったので、購入は断念した。

どうしよう…ケータイが無きゃ…友達が…


取り敢えず、友達が沢山できる自己紹介考えておこう。

なんてぐるぐると頭を使っていればいつの間にか眠りについていた。


明日、嵐のはじまりとはこの時私は思いもしなかった。

舞台設定は2012年くらいです。

楓はガラケー派です。ケータイショップではスマホを薦められ思考が停止した為パンフレットをもらい帰宅しました。

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