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清く楽しい高校生活  作者: 烏賊野しおから
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3/5

3.たくらみ

気がつけば、足元に転がる男たち。

どうやら伸びているようでピクリとも動かない。


やってしまった…!!

慌てて周囲を確認すれば運良くも目撃者は居なそうだ。

ここは急いでズラからぞ。

全力走で現場から立ち去る。

ウサインボルトも目を見張るほどの俊足だったと思う。

「どうかバレませんように!!」




○○○○○○


「おい、お前ら何5対1で負けてやがんだよ。」

赤髪の男は地べたに転がる男の1人を蹴り上げた。

“ゔっ”っと苦しそうな声を上げた後、蹴りを入れた男を見上げ背筋が凍る。

「春馬さんすみません。これは…」

「言い訳は聞いてない。」

そう言って赤髪の男は表情を変えずまたその男を殴った。

「ウチのチームの末端だったとしても、チンピラとかコスいことしてくれちゃった上に、あんなちんちくりんの小僧に負けるとかホントどうしようもないね。」

「すみません。本当にすみません。許してください。」

男が土下座で赤髪の男に懇願する。

「はぁ?許すとそういう次元じゃないから。」

そう吐き捨て拳を振り上げた時…


〜〜〜♪〜〜〜♪

クマのプーさんのあの歌が呑気に流れはじめた。

その音の根源を見ると、白色のケータイがあった。

しかもなんか不細工な熊?のようなストラップ付き。

〜〜〜♪〜〜〜♪

しかも着信なのか止む気配がない。

赤髪の男が拳を下ろしのらりとそのケータイに近寄り拾い上げる。


「これって…」

「きっとさっきの男の物だと…!」

男は赤髪の男の気がそれたことに縋り付くように必死に答える。

「ふーん。」

そう、言いながら慣れた手つきで拾ったケータイを操作していく。


「柊 楓か…」

ふっと赤髪は笑うと

「楽しいこと思いついちゃった。」

と、ポツリとつぶやいた。




新キャラ登場です。

着信の相手は楓の兄です。、

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