四十一
シルファが強いことはわかったけどやはり時間がかかることと危ない戦い方だった。今は避けれるからいいけどよけきれないものが来たら命の保証はない。かといって私は剣を使うので戦い方が違う。ナダレは少しはできるらしいけどあの戦い方だと師事するのは難しいらしく何も言えないらしい。
今日はベオに戦ってもらうことにした。受けた依頼は大型モンスターの退治だ。ベオも多いキノでちょうどいいだろう。大型といってもゴーレム退治だ。実験で作成したゴーレムの暴走らしい。術者は何とか逃げれたらしく早めに対処してほしいらしい。このゴーレムは近くの村の人も見たらしく急いで倒せる人を呼んでほしいとのこと。ちなみに報酬も結構おいしい依頼だ。私たちは依頼を受けてすぐに向かった。国から少し離れた場所でベオを呼ぶ。
「ベオ、来て」
ベオは光に包まれて出てきた。
「何ようだ」
あれ?今ベオが喋ったような。
「聞き間違いではないぞ我が主。して何ようだ」
本当に喋れた。前はしゃべらなかったのに。とりあえずベオに命令する。
「ここから北に向かったところにある場所に行きたい。その場所が近くなったら知らせる。念のため少し小さくなって。あとは私たちを乗せてもらえるかな?飛ぶときはできるだけ見つからないように飛んで」
「承知した」
ベオは風魔法を操り私たちを背に乗せた。体は8mから4m程に縮んだ。そして風魔法を使い上昇。そして翼を広げ空を飛んだ。夢みたいな光景だ。空から見たこの世界は広かった。何回かあったけどこれほどの高さからは見たことがない。でも少しおかしい。高度が高いところにいるなら私たちは全員凍えているはずだ。
「念のため我の周りに防護決壊を張った。人ならばこの高さでは死んでしまうからな。ではいくぞ」
気が利くなぁ。私たちはベオに乗って目的地へ向かった。
目的地の近くにゴーレムがいた。ベオにゴーレムの近くで止まってと指示する。ベオが着地すると私たちを下した。ついでにベオの実力が知りたいのでゴーレムと戦ってと命令する。ベオはうなずいた。そしてベオはゴーレムにドラゴンブレスを食らわした。ゴーレムのいた場所には何も残らなかった。やっぱりドラゴンって強いんだね。依頼も終わった私たちはベオに乗ってベオを呼び出した場所に戻るように命令した。
私はベオを還すとギルドで報告した。もう私たちに対して慣れてしまったのか受付の人はもう何も言わなくなった。




