三十四
スカルディア討伐の夜。野外なので私は火の番をしていた。モンスターは少なそうだったけどこういうところでは野盗がいそうだ。私は月を見上げただひたすら交代の時間まで待った。今日は結構暴れたので眠い。だけどじゃんけんで負けたから私が最初になってしまった。二人なので五時間ぐらいはしないといけないのだ。ナダレは横でぐっすり眠っている。うらやましい。どうしたらそんなに勝てるのだろうか。交代の時間は月がちょうど真上に上ったくらいの時だ。まだそこまで来るのには時間がかかる。今度ナダレに召喚系の魔法教えてもらおうかなこういう時に呼び出せればいい退屈しのぎになりそうだ。素振りでもしておこうかなあとは筋トレ。あとは簡単な魔法の練習かな。大きな音を出して敵に場所を明かすことはできないし。そう考えていたら右の方向から何かが出てきた。見たところ人のようだ。獣耳付いているけど。
「あの、すいません。ここで一晩過ごさせてもらってもいいですか?」
「構わないよ。自己紹介するね、私はクオン。」
「あ、ありがとうございます。私は、シルファといいます。」
見たところ女の子のようだ。あぶないなぁ一人でこんなところまで来るのは。見た感じ私よりも身長は高そうだが年齢は低そうに見える。
「どうしてシルファさんはこんなところに来たの?私たちは依頼できたんだけどそれ以外でここに来る人ってあまりいないよね。」
「えっと、私は逃げてきたんです。ちょどそこにあるシェルターのようなところから。」
多分そこって私が爆破させたところだよね。
「はい、私はそこで実験の為と言われて閉じ込められていました。シルファという名前はその時に付けられたものです。今日、爆発が起きたらしくオリがなくなったのでその時に外に出ました。ただ崩れていたので出るのに時間がかかってしまったのでこの時間になってしまいました。」
「ってことはその人ってクロードって名乗ってなかった?細くてでっかい人だったかなそしてローブを身に着けていた。」
「そうです。その男です。でもクロードの気配があそこから消えているのでもうそこにはいないと思います。」
「そっかぁ。いたらそこに思いっきり魔法ぶっ放していたのに。今日はもう遅いからシルファは眠っていて。私はあと少しして交代の時間が来たら眠るから。」
「はい。わかりました。ありがとうございます。」
シルファはそういうと横になった。さて今ので結構時間つぶせたかも。交代の時にナダレに事情を話さないと。あと一時間ぐらいで交代の時間だ。
ちなみにハンマーはがれきに埋もれていたので回収していません。




