三十三
スカルディアは知能が低いのか突進をしてきた。私たちはそれぞれ横に避けた。私は剣を構えた。流石にハンマーは重いので捨てておく。スカルディアはそのまま体を回転ししっぽで攻撃した。私は身体能力を強化しジャンプした。考えもしなかったので天井に当たってしまった。そしてスカルディアの背中に乗ってしまった。結構固い。これじゃ剣で斬りづらそうかといってハンマーでもそこまで通用はしなさそうだ。いっそここを爆破してこいつを埋めようかな。確認のため私はうろこの隙間に剣を刺した。スキマなら攻撃がくらうはずだ。使うのはやっぱり剣にしよう。スカルディアが暴れたので私は落ちた。
「あほか。ここは室内じゃぞ。天井があることを忘れるな。あと爆発系の魔法はワシが使ってもいいというまで使う出ないぞ。じゃないとワシが死んでしまう」
ナダレに注意と警告をもらってしまった。注意しよう。
「じゃあできるだけ早くして。天井ぶっ壊すから」
「言われんでもやっておる。距離が短いからそれなりの防御魔法を練らんといけんのじゃ。あと三分ほどでいいからまっとれ。とうか敵を引き付けておくれ」
「わかったよ。本当に早くね。」
三分か。長いかも。私はできるだけスカルディアの注意を引くために魔法を顔面に当てた。これで怒らないやつはいないだろう。挑発としては上出来だ。その挑発に乗ってしまったのかスカルディアは私を狙ってきた。攻撃パターンは突進としっぽしかないのかな。見たところ翼はないようだからできるだけ横ではなく上に逃げたほうが避けれるだろう。私はできるだけひきつけて上にジャンプしたすれすれでスカルディアを飛び越える。ついでにうろこの間に剣を刺す。でもあまりダメージはないみたいだ。これなら三分は楽勝だろう。そう思っていたら今度は炎を吐いてきた。流石キメラということかな。知能は低くても強い。私は水魔法で壁を作り横に飛ぶ。するとさっきまで炎があった場所にスカルディアがいた。危なかった。あそこで止まっていたら吹っ飛ばされていただろう。スカルディアは仕留めたと思ったらしくあたりを見渡す。ナダレを探しているのだろう。この隙に私はスカルディアに近づき筋力強化を最大にして思いっきりスカルディアをひっくり返した。結構大変だったけどうまくいった。火事場の何とやらかな。思った通り体制を立て直せないみたいだ。そのとき
「もう使ってよい。じゃができるだけそやつの上でな。」
三分はとっくに過ぎていると突っ込みたいけどさっきまで話せる空気じゃなかったからいいや。私はスカルディアの上に乗り思いっきり剣を突き刺した。お腹の部分がうろこに覆われていなかったからだ。これは効いたらしくスカルディアはのた打ち回った。体勢を立て直されても困るので、私は天井近くに魔力を放出させエクスプロージョンを放った
「爆ぜろ。」
天井は崩れ落ちてきた。金属といってもつなぎ合わせたようなものだから崩れるのだ。すぐ私もその場から離れナダレのところに行く。強力な結界に守られているので私たちに被害は少ないだろう。
地上の光が見えたやっぱり外っていいね。私たちは地上に出た。念のためもう一回スカルディアがいるだろう場所にエクスプロージョンを放った。これで復活することもないだろう。このくらいなら神器を使う必要もなかったことが分かっただけも十分な成果だ。これならAランク級の討伐依頼でも達成できそう。ナダレは少し疲れた顔をしていた。強力な結界だったから魔力を結構消費したのだろう。今日はここから少し歩いたところにある小川の近くで休むことにした。
やはりダメでしたか。龍にも勝ると思っていたのでしたが残念ですね。でもスカルディアを倒した冒険者の方々は少し面白そうな方でしたね。名前を聞いとけばよかったですね。あの少女のほうは、剣を背中に背負っていたはずですがそれを使わなかったのはなぜでしょう。あの剣には何か別の力が宿っているようにも見えましたし。そしてあの少年は戦闘に参加してないので実力はわかりませんがあの爆発に耐えれる結界を張れることからとても強い魔法使いでしょう。しばらくはあの冒険者達を観察するのもいいですね。さて研究の続きをしましょうか。今回はデータが結構とれたので助かりますね。前の冒険者さんはすぐに死んでしまいましたから。




