十一
「簡単な魔法を教えるぞ。ここでは火が危なすぎるから光の魔法をやるぞ。」
「お手柔らかに。」
「まず、昨日やった魔力を流す。そこまで多くなくてもよいがの。その魔力を光に変換するようイメージしながら『光れ』と唱えればよい。なれたら詠唱なしでもできるがな。」
言われた通りやってみる。昨日より少なめに魔力を集め、光のイメージをする。
「光れ。」
何も出なかった。
「魔力が多すぎるのじゃろう。それの十分の一くらいでよいはずじゃ。」
もう一回やることにする。さっきよりも魔力を減らす。
「光れ。」
今度は成功した。多すぎたのが問題だったみたいだ。
「成功じゃな。ずっとそれをしておれ。そうすれば言わずともできるじゃろう。火とか水の初期魔法も似たような感じでできるぞ。詠唱はそれのイメージをさらにしやすくさせるものじゃからな。要はイメージ力じゃからな。」
「簡単すぎるでしょ。それすらできなかったのもあれなんだけど。」
「魔力を持っても使えない者もおるしこの世界に魔法使いは決して多いわけではないんじゃよ。大体250人に一人二人おればいいくらいじゃからな。」
「へぇ。でもエルフとかハイエルフって小さいころから魔法使えるんだよね。」
「まあな。儂らは人よりも優れておるからな。でも、儂みたいに人とかかわるやつはあまり多くないんじゃ。」
そっちにもいろいろ都合があるしな。それを含めて私は運がいいのかな。魔法も学べているしチート武器もあるんだし。




