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終戦記念日2026(八月十五日)



 今日は、終戦記念日だ、うちの町は町内で防災無線からサイレンの音が流れる。そのサイレンの音が昼の十二時に響き渡る。仕事の手を休めてその時だけは、誰もが一分間の黙祷をする。

 TVは付けたままで、TV放送に合わせて黙祷している。お昼は黙祷の後だ。父が母に早く座れ、って言っている。父は、昔からそう言うところはしっかりしていて、東日本大震災のときも黙祷する。そして、数年前から、八月六日の八時十五分にも黙祷するようになった。

 父母、悠兄、咲子(さきこ)さん、杏(あん)、彼方(かなた)、蓮(れん)、愛奈(あいな)、そして、私と嘉(よし)くんが居間にいる。慌てて、キッチンから戻って来た母も座る。開け放たれた窓から、爽やかな夏の風と共にサイレンの音が聞こえる。


 戦争で亡くなった人のために。世界平和と、この世界から戦争が無くなるように。静かに祈るのだ。


 こうして、家族みんなで手を合わせるのを初めて見た嘉くんは、驚いているようだ。広島の実家では、どうだったのと聞いたらお父さんは、お盆の時期には、本家に行っているし、家には、お母さんと子供たちだけで、普通に過ごしていたようだ。たまに、お母さんが忙しく無いと、終戦記念日に合わせて手を合わせるそうだ。やっぱり、平和記念日に祈るから? と聞いたら、そう言うわけでもなさそうだった。



「こうして、しっかり手を合わせるのは久し振りかもしれないね」

「そうなんだ」



 うちの実家がガチすぎるような気もする。



 2026/08/15 活動報告掲載

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