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土用の丑の日(七月二十六日)



 うなぎ、今年は安いって、言ってたのは、スーパーのお姉さんだ。たっぷり食べたいわけじゃないから、奮発して、国産にしようかな。東京に出て来て、始めて食べたうなぎに衝撃を受けた。あれは、社長の多田さんにご馳走になったんだよね。



「俺、ひつまぶしにしたい」

「いいね」




 ひつまぶしって、お茶漬け? なのかな。まぁ、なんちゃって、『ひつまぶし』になりそうだけど、作ろうと思う。お店に食べに行くのは、あまり好きじゃないので、パスしてもらった。



「山椒、いっぱいかけれる」

「まぁ、そうだけど。ほどほどにね」

「はぁい」



 嘉(よし)くんの実家から送られてきた、山椒は、主に麻婆豆腐に使われていたんだけど、うなぎも良いよね。嘉くんは、担々麺によくかけるんだよね。

 味噌汁とサラダと不思議な組み合わせになったけど、気にしない。



「麻衣、うなぎ好き?」

「好きな方かな。昔、多田(ただ)さんにご馳走になったのが、始めてだよ」

「実家では、穴子や鱧食べていたんだっけ」

「うん、そうだね」



 去年は、多かったので、家で食べる利点として、量が加減出来る。今日は、二人で半分こした。これ、半分こじゃないでしょ、って言われたけど、半分こだよ。ちょっとだけ、嘉くんの方が大きくけど。私の方は尻尾の方だけどね。


 これから、暑くなるので、英気を養おうと思う。



 2026/07/26 活動報告掲載

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