そしてアリスさんもノリノリでして
「長い髪は弄りやすいですね。可愛いですよアリス様。」
「銀髪ツインテールなんてどうですか?」
「良いですね、やっぱりガネットさんはよく分かってますね」
「き、貴様ら、もしかして私で遊んでないか?」
アリス様は不機嫌そうに頬を膨らませています。
お団子状にまとめていた銀髪を解き、ポニーテールになっているのが最高に可愛いですね。
「そんなことないですよ、次はこのワンピースなんてどうですか?」
ガネットさんがキャメラとかいう機械で次々に写真を撮っています。
まるで着せ替え人形のように服を着替えさせられていたアリス様も慣れたのか、自分で服を選び始めました。
「なぁ、ラルク。この服は似合っているか?」
「ゴスロリですね。とても良いセンスだと思います」
「そ、そうか。」
恭弥さんのことを想像しているらしく、普段滅多に見られないような笑顔をしています。
私の目的の一つは可愛いアリス様を見ることですからね。
それにまだ時間はたくさんあります。もっとも、彼女が失敗していなければ、ですがね。
××××
「お疲れ様。ようやくハーブの収穫が終わったね。」
今は…三時くらいだろうか。ハーブでいっぱいの籠が五つほど出来上がった。
「じゃあ、俺はこれで。」
立ち上がって帰ろうとしたが、メープルにそれを阻止された。
「よければ中でお茶でも飲もうよ。帰るのはその後でもいいでしょ?」
…お茶だけ飲んですぐに帰ることにしよう。
××××
「薬草で作ったお茶だよ。疲労回復の効果があるんだ」
茶色の液体の入ったコップを手渡される。
「じゃあ、いただきます」
飲んでみると、とても美味しかった。
ただ、少し眠くなった感じがする。疲れているのだろうか。
立ち上がろうとしても、体に力が入らない。
そして俺の意識はそこで途切れた。
××××
「ガネットさん、写真は撮れましたか?」
「バッチリですよ。…ただ、まだ撮り足りないですね」
「二人とも、このスカートはどうだ?」
「「凄く可愛いです」」
見ているだけで幸せになれるくらい可愛いです。
まさかアリス様がこんなポテンシャルを秘めていたとは意外でした。
そしてさらに二時間ほど経ったでしょうか。
アリス様は満足したらしく、紙袋を腕に提げて目を輝かせています。
動く度に揺れるツインテールがいつもと違った雰囲気ですね。
「そろそろ夕食ですね。帰りましょうか、アリス様。」
「ああ。今日はありがとう」
ガネットさんに軽く会釈して外に出ると、綺麗な夕焼けを見ることができました。
「早く恭弥に見せてやりたいものだな」
「きっと褒めてもらえますよ」
メープルさんもうまく時間を稼いでくれたようですし、サプライズの準備は整いました。
××××
「………?」
「ん、起きた?」
「あれ…もう夕方?」
「疲れて寝ちゃったんだよ。大丈夫?」
状況をようやく飲み込めた。早く帰らないとまずい。
メープルさんにお礼を言って急いで家に向かう。
心配かけてなければ良いのだが…
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