もしも世界を滅ぼすならば
少し短めですが、最新話です( *`ω´)
「なぁ、恭弥。敵の正体が…全くといって良い程掴めない。何か有力な情報は思い出せたか?」
「いや、大したことは無かった。ただ、ラルクさんの話を聞いて分かったんだが、この後二人離脱するみたいだ」
重い空気の中、アリスの部屋での会議は続く。
「そうか…嫌な予感しかしない。まさか…誰かが…」
アリスも、表情からかなり疲労していることが伺える。
「とりあえず、ジュークでも呼んでみよう。悪魔なら何か知っているかもしれないよ。」
俺はポケットの中から緑の宝石を取り出し、力を込めてみた。
石は一分もすれば輝き出した。
「ジューク、来てくれ。」
すると目がくらむような強い光が発せられ、いつのまにかジュークが立っていた。
「おや、アリスさんと恭弥さん。どうかなさいました?」
長身で赤髪の男性の見た目をした悪魔に、俺はこう問いかける。
「お前がもし世界を滅ぼすなら、どんな手段を使う?」
アリスとジュークはこの質問に驚いたようだが、やがてジュークは笑いながら答えた。
「やだなぁ、恭弥さん。そんなこと考えるはずないじゃないですか。」
「手段は無いのか?」
ジュークはやや気圧されたように、
「ま、まぁ無いことはないですよ。邪神…アークヴィルドとか、そこらへんのクラスの邪神を呼べば、勝手に世界を滅ぼしてくれますよ。」
「それはどうやったら実現できる?」
「ま、まさか恭弥さん、世界を滅ぼす気じゃないですよね?…まぁ、一番手っ取り早いのはルリディア西部の廃墟にある魔方陣からアークヴィルドを呼び出すことでしょうね。」
でも、魔王クラスの魔力がないと無理ですよ、と付け加えてジュークは帰っていった。
「…で、どうするつもりだ?」
「廃墟に行ってみよう。誰か出入りしているかもしれないよ。」
「了解。ならばテッペイと探偵コンビも連れていこう。」
××××
「………?」
いつのまにか緑の宝石が机の上に転がっている。
「あれ?誰かに呼ばれましたっけ?」
ふと時計を見ると、もう三時間は過ぎている。
「居眠りでもしましたかな?今日は早く寝るとしましょう」
魔王様にも伝えて、私はゆっくり休むことにしましょう。疲れて居眠りしてしまっては仕事になりませんから。
感想お待ちしております。
活動報告のバトンもよければ見てください( *`ω´)




