表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/45

ラルクさんの記憶×今=深まる謎

「では、わしの部下のジュークを貴様らに貸してやる。何かあったら呼ぶといい。」


するとジュークは俺たちに緑色の宝石のような物を手渡してくる。


「…これは何だ?」


「はい。私は悪魔ですので、基本的には魔界にいます。何かありましたらこれを媒体として連絡してください」


「…だが、どうやって使うんだ?」


「魔力を流し込んで、私の名前を呼んでいただければすぐに駆けつけます。」


「…ふむ、貴様を信用してもいいのか?」


「それはアリスさん達に任せますよ。」


そう言ってジュークと呼ばれる悪魔は部屋の奥の扉に戻っていった。


「アリス、どうも何か思い出しそうなんだが…なんかジュークって奴が妙に引っかかる」


斬られた記憶については黙っておいた。まだ確証のない話で混乱を招くのは良くない。


「うむ、時間移動に何か関与しているかもな。探偵コンビは何か思い出したか?」


二人は首を横に振り、


「すまない。僕が思い出したことは何も。」


「同じく、思い出せません。」


ただ、いつまでもここにいる訳にはいかないため、


「…魔王、お前の力が必要になるかもしれん。準備はしておいてくれ。」


「人間風情が生意気な。まぁ、久しぶりに暴れたいから考えておこう。」


そして俺たちは魔界を後にした。



××××



「あ、アリス様。それと恭弥さん。おかえりなさい。」


アリスの家に帰ると、今日は長い金髪を束ねていないラルクさんが出迎えてくれた。


ポニーテールも良いが、ストレートもなかなか似合っている。


「ああ…ただいま。」


「ん?アリス様、もしかしたら疲れていませんか?」


「いや、まぁ。少しだけだ。」


「あまり無理しないでくださいね。」


ラルクさんがまるで天使か聖母のように見える。何て優しいメイドさんなんだろうか。


そしてアリスは自分の部屋に戻ったが、俺はラルクさんと少し話したいことがあったので、とりあえずリビングに入った。


「あら、恭弥さん。夕食まではまだ時間がかかりますよ?」


「いや、ラルクさんに一つ聞きたいことがあるんですが、いいですか?」


「ええ。もちろん。」


一呼吸置いてから口を開く。


「何故あなたが、【時間逆行】したときの記憶を持っているんですか?」


それを聞いたラルクさんは一瞬何かを考えたようだが、やがて決断したのか、俺の質問に答える。


「私も…アリス様と一緒に、世界が終わる時にいました。つまり、一緒に戦っていたんです。」


「その時の記憶ははっきりしてますか?」


少し思い出そうとしているのか、腕を組んで唸っている。


結論は出たようで、


「すみません、あまり覚えていませんが、仲間の人数なら覚えています。確か…私を含めて5人でした。分隊16番の方は合流できてなかったと思います。」


「5人…?」


少ない。今の仲間はアリス、ルミア、ダルク、テッペイ、俺、ラルクさん。そして、今日今日加入したジュークの7人だ。


もしラルクさんの言う通りにこのまま時間が進んでいけば、


二人いなくなってしまうだろう。


「ラルクさん、誰が居たか思い出せませんか⁉」


「す、すみません。アリス様しか覚えていなくて…」


良かった。とりあえずアリスは無事のようだ。


「分かりました。急に変なこと聞いてすみませんでした。」


「いえ、私もお役に立てなくて申し訳ありません…」


ラルクさんはそう言って俯く。


「とんでもない。ラルクさんにはいつもお世話になってますよ」


すると表情がぱっと明るくなり、いつものラルクさんに戻ってくれた。


「一つ、恭弥さんにお願いをしてもよろしいですか?」


「もちろん。」


「無茶は…しないでくださいね。」



感想、アドバイスお待ちしております( *`ω´)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ