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第二話番外編 出会った優しさ

短めの話です。

通りすがりのお嬢様に助けてもらった。


今日は父上の誕生日プレゼントを買うために、コレアンと街へ向かっていた。


あと何分かで街に着くはずだったのに動物が飛び出してきて避けようとしたら、大木にぶつかって馬車が壊れてしまった。



それから何十分経ったのだろうか。近くを通りかかったこの辺りでは有名な貴族の紋章がついた馬車が止まった。そこから出てきたふくよかな同い年くらいの少女が走ってこちらに来た。

その少女はコレアンと悩んでいたことをすぐに解決してしまった。

普通の貴族なら、簡単に馬車を貸すことなんてしない。そもそも話しかけることすらもないのに、少女は当然のことのように嫌な顔もせずに助けてくれた。

俺は母上を早くに亡くし、顔も愛情も知らない。俺のことを最後まで諦めないでいてくれたのは、父上とコレアンだけ。

母親がいないからと周りにいた女の子たちは俺のことを馬鹿にし、うちにいたメイドたちは自分の憂さ晴らしに俺をいじめていた。メイドたちは父上にバレて解雇されたけど、俺の心に残った傷は癒えなかった。


だけど、あの少女は違った。


助けてもらってから何日経っても、少女のことを、あの時のことを思い出してしまう。


「……っ、くそ。なんなんだこの気持ちは」

次話更新は7月28日火曜日を予定しています!

私が同時進行で投稿している他の作品も読んでみてください!!

感想ぜひ聞かせてください!!

ブックマークよろしくお願いします!!

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