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修ズ!スター! 〜200年後の未来から来た友達!? 1991年生まれの35歳が15歳に若返って2006年世代と同級生に!〜  作者: まくお


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第五十一話 梶原音の悩みとまく美 出会い編

 私は梶原音かじわらおと。私の悩みがある。

 私は黒髪ロング、スレンダーな体型で顔は自分では地味だと思うけど、人にはよく和風美人だと言われる。背は平均より少し高い。


 ここだけ聞くと、羨ましいがられるかもしれない。

 でも、私には他の人と違うところがある。


 私は「弱視じゃくし」で現代風言うと、「ロービジョン」だ。


 川越市にある。「埼玉県立ぽてと視覚特別支援学校しかくとくべつしえんがっこう」に通っている。


 でも、ここでも私には他の子と違うところがある。

 確かに私は弱視で障害がある。


 しかし、ここに通っている他の子よりは、私は()()()

 

 視野が欠けているわけでもないし、色がわからないわけではない。

 完全に見えないわけでもない。どのくらい見えるかと言うと、0.1くらいの視力はある。


 メガネで矯正きょうせいが利かないので、これ以上は見えないが、頑張れば特別支援学校じゃなくて普通学校にも行けるレベル。


 ……でも、お母さんがこの学校に行けと言うので、さいたま市うなぎ区から離れて、この学校の寄宿舎きしゅくしゃに入れてもらって通っている。


 ここまで聞いたら、私は普通学校に通いたいのが悩みだと思われるだろう。


 でも、悩みはそれじゃない! お母さんが私の夢「音楽で食べていく」

 ことを応援してくれないことだ!

 

 ***

 私は休日に電車でさいたま市うなぎ区までやってきた!

 実家に帰るためではない。芹沢勇気せりざわゆうきくんの家に行くためだ!


 でも、ただ男の子に会いに来たのではない。ユーキくんの嫁候補よめこうほ? の芹沢せりざわまくさんに会いに来たのだ!


 未来からやってきたと言う林修はやししゅうくんが、この前言っていたことは、果たして本当だろうか?


 とにかく! ユーキくんの家に向かおう!


 今ここのうなぎ蒲焼かばやき駅から私は歩いて向かうことにした。スマホのアプリによると、歩いて40分ぐらいなので行けない事はないだろう!

 

 ***

 ユーキくんのアパートに着いた。

 ……着いたんだけど……ここまでめちゃくちゃしんどかった……


 道が入り組んでるし、これといった目印もないし。

 ……私は目が悪いし。

 

 1時間ぐらいかかってしまった……待たせちゃったかな?


 私はユーキくんの部屋のインターホンを鳴らす。「はーい」と言う声が聞こえてきて扉が開いた。


 出てきたのはこの前、未来から来たと言っていた同級生、林修はやししゅうくんだった……


 ……なんで?


 ***

「さあ! 入って、入って!」

「は、はい……」

 林くんは私を部屋に招き入れた……

 部屋の中にはユーキくんはいなかった。

 

 ……これもなんで?

 

 そこには、芹沢せりざわまくさん。だと思われる女の子がいた。少しぽっちゃりしているが、可愛らしい顔をしている。胸もすごく大きい……

 

 羨ましい……私はよく「痩せすぎ」だと言われる。胸もない。



「あなたがまく美さんですか?」

「はい……そうです……」

 私は聞くとまく美さんは、おどおど、と怯えながら答えた。

 

 ……電話ではちゃんと話してくれたのにな。


「まく美さん! この子はすごくいい子だよ! しかも将来、君のビジネスパートナーになるんだよ! そんなに怯えなくていいんだよ」

 林くんが私の言いたかったことを代弁してくれた!


「そうみたいですね。梶原さん。私の小説を読んでくれますか? まだ書き上がってはいないんですけど」

「いいですよ! 読ませてください」

 

 私はタブレットを受け取り小説「ひなげしの花」を読み始めた。

 ***


 ――ひなげしの花はこういう物語だ。

 武器を両手で触ったら食べ物にできるぽっちゃりした女の子「ルリ」と背が高い空を飛べる王子様の「ユウマ」が戦場に介入し、兵士の武器を全部食べ物にして戦いを終わらせると言う物語――


 面白くって、私は夢中で読み進める。この物語は、いわゆる優しい物語だ。

 戦場でも人は死なないし、武器を食べ物に変えても、兵士は怒らない。


 怒るどころか、その食べ物を美味しそうに食べる。

 ――私、この作品に関わりたい! 直感でそう思った!

 ***


「林さん……私はこれの音楽を担当するんですか?」

 私は面白さを伝える前に、自分の役割を聞いてみる。

 

「そうだよ。アニメ。ゲーム。ボイスコミック。朗読のBGM。ひなげしの花のすべての音楽を担当するんだよ」

 夢のような未来を聞いて、覚悟は決まる!


「まく美さん! 私と組んでください! 『ひなげしの花』はめちゃくちゃ面白いです! 私は作曲も勉強しているんです! きっとお役に立てますよ!」

 

 これを聞いたまく美さんは。今までのおどおどした顔から、一気に明るい顔になる!

 そして、食い気味に返事を返してくれる!


「もちろん! ぜひ私と組んでください! 梶原かじわらさんのYouTubeにあげてる動画を見させてもらいました。梶原さんとならいっしょにやっていけると思います!」


「はい! これでもう2人は友達だね! まく美さんもおとちゃん」って名前で呼びなよ! それにお互いに、敬語はもうやめようよ!」


 林さん提案に私たちはうなずく。まく美さんは、「音ちゃんよろしく!」と言ってくれた。

 私も「よろしくね」と返す!


「じゃあ、音さんと僕ももう友達だね! 僕のことはしゅうって名前で呼んでね!」

 林さんは太陽のような笑顔を私に向けながら提案してくる!


「いや、林さんはまだ友達じゃありません! 名前では呼べませんよ!」

 私はきっぱりと断る!

 

 ……どうもこの人うさんくさくって信頼できないんだよね……


「なんでなの〜? あ! 僕はこれから不動山部屋ふどうやまべやの力士のみんなと次の場所への戦略をらないといけないから帰るね!」

 林さんは嵐のように帰っていった……


 私はその後、ひなげしの花の宣伝のために、YouTubeで朗読動画ろうどくどうがを作るための打ち合わせをした。


「ひなげしの花」はまだ完全には書き上がっていないらしいが、これから小説投稿サイト「小説家になれる」に試しに投稿して見る計画のようだ。


 ――本にはなるとしても、アニメやゲームになるのかな?

 今の私たちには、夢物語だ。

僕は視力が低いんです。でもメガネで矯正が利くので、いいのですが…これが利かないとめちゃくちゃ困ります。

次回は水曜日20時に更新です。

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