表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
修ズ!スター! 〜200年後の未来から来た友達!? 1991年生まれの35歳が15歳に若返って2006年世代と同級生に!〜  作者: まくお


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
50/55

第五十話 新嫁候補!?梶原音!

 俺は芹沢勇気せりざわゆうき。みんなからはユーキと言われている。

 未来からやってきた林修はやししゅうことしゅう嫁候補よめこうほ花田花はなだはなことはなちゃんと、埼玉県さいたま市うなぎ区から自転車でとなりの市の川越市かわごえしの埼玉県立ぽてと視覚特別支援学校しかくとくべつしえんがっこうまでやってきた。

 

 やってきたのだが……

 

 行くまでの道中に花ちゃんが全く話してくれなかった……

 

 それもしゅうが昨日にここで、「新たな嫁候補に出会う」なんて言ったからだ。


 ……でも実は、俺はここで新たな嫁候補に出会うことを、()()()()()

 

 なぜなら母親の芹沢せりざわマリアにそう言われたからだ。

 俺の母親はどうやら「神の声」が聞こえるらしい。この埼玉県立ぽてと視覚特別支援学校しかくとくべつしえんがっこうに新たな嫁候補がいると前もって電話がかかってきた。


 ――俺は本気では信じていない。母さんの神の声は外れることがある。

 だけど当たる時もあるので、今日はわざわざ来てみたのだが……


 ――さてどうなる!?


 ***

 ――埼玉県立ぽてと視覚特別支援学校しかくとくべつしえんがっこうに着いた!

安藤あんどう先生! 初めまして! 僕は林修はやししゅう! 未来からやってきたみんなの友達です!」

 修はいきなりいつもの決め台詞を言う!


林修はやししゅうくん? 君は何度もここ来てるの? 初めてだよね?」

「25の時に一回きました! 安藤先生は名前で呼ぶと怒ることも知ってます!」

「25!? 君は中学生だよね? どういうこと?」

 

 安藤先生と修に呼ばれた女の先生は、戸惑とまどっている。

 

 ダメだ、なんとかしないと……

 

「あの僕たちは、梶原音かじわらおとさんに会いに来たんです。YouTubeを見て!」

 俺は話題を変える! 梶原音かじわらおとさんが、既にYouTubeで活動をしているのは調査済みだ。


「あなたたち! 音ちゃんのファンなの!? 今音楽室でピアノを弾いてるよ! 会いに行ってあげて!」


 俺と修は、音楽室へ向かった。花ちゃんとは別行動をすることになった。

 

 ……この時も、俺には一言も声をかけてくれなかった……


 ***

 ――音楽室にて

 そこにはドビュッシーの「月の光」を弾いている梶原音かじわらおとさんがいた。


「初めまして! 僕は林修はやししゅう! 未来からやってきた君の友達だよ!」

 

「え!? 未来からきた? 友達?」

 梶原さんは困惑こんわくしている……

 

 この決め台詞はいつも言わないとダメなの?

 もう今日、2回目だぞ……


「えっと……私目が悪くて……」

「知ってるよ。友達だからね。でも。視野が狭かったり、見えない色があるとかじゃないんだよね」

 修。そこまで調べているのか……いや、調べたのではなく知っていたのだろう。


「はい……私は視力が低いだけです」

 梶原さんは、ビビりながらも答えてくれる。


「じゃあ僕の顔見る? 僕は結構イケメンだよ! ちょっと近寄ってもいい?」

「はい……1メートル位なら……」

 修の提案に梶原さんは了承りょうしょうしてくれ、修はゆっくりと近寄る。


「確かに林さんはイケメンだと思います」

 修の顔を見た。梶原さんは、素直な感想を言う。

 

「ありがとう! じゃあ結婚もしてくれる?」

「えぇ! それはちょっと……」

「ふふっ! ジョークだよ。」

 修のジョークに梶原さんは「ふふっ」と笑う。


おとちゃんに紹介するよ! こいつが君の未来の夫だよ! その名も芹沢勇気せりざわゆうきだよ! 知ってる?」

 

「修……俺のことなんて知ってるわけないよ……俺が経営しているYYわいわいゲームズは、まだベンチャーだし……」

 俺は自虐的にちゃちゃを入れる!


「知っています。地元の有名人ですから。私実家はさいたま市のうなぎ区ですので」

「え!? マジで!?」

 梶原さんがこう返してくれる! 和風美人さんのうれしい反応に、俺の声は弾む。


 修は梶原さんにさらに問いかける。

「じゃあ。芹沢せりざわまくさんも、知ってる?」

「いえ……」


「音ちゃんはまく美さんと一緒に『ひなげしの花』と言う作品を作るんだよ! 音ちゃんが音楽を担当するんだよ!」


「私が音楽を……!?」

 ここまで冷静だった梶原さんの声が上ずる!


「じゃあ僕他の子のところに行かなきゃいけないからさ! 後はユーキよろしくね!」

 修は、風のように去っていった……


 ***

 俺と梶原さんが2人残された……

「あの芹沢さん? 芹沢せりざわまくさんって妹さんか何かですか?」

 梶原さんが話しかけてくれた。


「そう思うのは普通だよね……でも、妹でも姉でもないんだ。まく美さんは嫁候補よめこうほだよ」

「恋人ということですか?」


「うーん、わかりやすく言うとそうだよ」

 ……俺はちょっとごまかす。どう説明したらいいんだろう?

 ちゃんと説明したら、引いちゃう気もするしなぁ……


 梶原さんは「そうですか……」と不思議そうにしている。

 そうだ!


「梶原さん! 今度まく美さんに会いに来なよ! ちょうど『ひなげしの花』を書いてるとこだよ」

 梶原さんクリエイターなら興味を持つだろう。


「わかりました。芹沢さんも物語を書いているんですよね? そのお話を聞かせてもらえますか?」

 

「いいよ! 僕のデビュー作は、『探偵少女fたんていしょうじょえふ』って言うんだけど知ってる?」


「知ってます! 私読みました!」

 この後、俺は梶原さん、いや! おとさんと、俺の小説の話で帰る時間まで盛り上がった!


 最後に伝えなきゃいけないことがある。

「音さん。君は未来に僕の嫁の一人になるらしいんだ」

「えっ!? どういうことですか? 嫁になるのではなくて嫁の一人ですか?」

 

「俺もよくわかんないんだけどね……修……さっきのやつが言うにはそうなるらしいんだ。でも、俺は強制はしないからね。それだけはわかってね!」

 これだけ伝えて部屋を出て行った。


 ――帰り道でも花ちゃんは、話してくれなかった……

 ……一体なぜ?

ここから梶原音編が始まります!第五十五話まで続きます。

次回の更新は日曜日の20時です。

コメント。ブックマーク。評価。お願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ