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修ズ!スター! 〜200年後の未来から来た友達!? 1991年生まれの35歳が15歳に若返って2006年世代と同級生に!〜  作者: まくお


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第四十九話 かねやんと花さんと役立たずの芹沢勇気 後編

 俺は芹沢勇気せりざわゆうき。みんなからはユーキと言われている。

 自分で言うのもなんだが、俺は背が高く頭も良くて、顔も良い。

 いわゆるモテる男だ。


 今から『花ちゃんとかねやんがワンチャン結婚するのか?』会議が始まる……


 ***

 議長ぎちょうは未来からきたと、俺は信じている。

 かわいい系の背が低いイケメンの林修はやししゅうだ。


「さっそくだけどかねやんは花ちゃんとどうなりたい?」

「……わからないよ……」

 

 しゅうの問いかけにかねやんこと金本満かねもとみちるは、下を向いてポツリと答える。


「じゃあ花ちゃんはかねやんとどうなりたい?」

「私もわからないよ……」

 花ちゃんこと花田花はなだはなも下を向いてポツリと答える。


「うーん……」

 俺はうなって考える。二人が最近仲良くなったことは聞いていたんだが……

 正直、かねやんはいいヤツだし、実家もしっかりしている。

 

 俺の嫁候補よめこうほなんかにいるよりもかねやんと付き合った方がいいのかな?


「かねやん。このままだと23歳まで童貞でドイツの風俗で童貞卒業することになっちゃうよ? それでもいいの?」

 修の爆弾発言が飛び出す!


「え! 俺は風俗店で童貞卒業するのか!?」

 かねやんも驚いている!

「ふーん……かねやんは風俗なんて行くんだ」

 花ちゃんは呆れた目線を向けてかねやんをからかう!


「大丈夫だよ! 花さん! 僕はちゃんと童貞どうていだから! 安心して!」

 かねやんは言い訳をする! でも童貞で安心できるのか?


「おい! 修! 俺は風俗で童貞卒業したくないよ! 多分23歳の俺もそうだと思うぞ!」

 かねやんは立ち上がり! 修を問い詰める!


「かねやんがそういう考えなのは僕もわかってるよ! でも風俗店で童貞卒業したのにはわけがあるんだよ。今から話すよ!」

 かねやんもこれを聞いて。「わかったよ……」と言って座る。


「かねやんはドイツのブンデスリーグの弱いクラブでプレーするんだけど、その時にそのクラブの王様に、『自分が童貞だ!』って話しちゃうんだよ。そこで無理矢理、ドイツの風俗店に連れてかれたんだよ」


 ――三人とも食い入るように話を聞いている。修はさらに続ける。


「かねやんは断り切れずに風俗店に行ったんだけど、直前で断って、童貞卒業したことにして王様を納得させようと思ってたんだよ。だけどそれをセックスワーカーの女性に話したら、『セックスは人間の自然な営みだ!』って説得されてさ。それでついヤちゃったんだよね!」


「なるほど……」

 ヨーロッパでは性のことにオープンだから、かねやんも納得したのか……

 俺もつぶやき納得する。


「修……その後、俺はなんて言ってたんだ?」

 かねやんが真剣に聞く。


「『こんなもんか』って言ってたよ! 実は僕も初めてセックスした時にさ。嬉しかったんだけど、同時に『こんなもんか』とも思ったんだよ! ユーキもそうじゃない?」


「まあ……そうかな……」

 俺はそっけなく答える。すると……


「あのさ……ユーキ。君は会議をなんだと思っているんだい?」


「えっ!?」

 俺はこれしか言えない。修は俺にり! さらに続ける!


「ユーキは、この会議で! 『うーん……』と『なるほど……』しか発言してないよ! 会議をなんだと思ってるの!?」

 修はさっきまでとは違い怒っている!


「いや……その……」

 俺は言い訳しようとするも……


「だってそもそもの元凶げんきょうはユーキが女の子に無責任むせきにんな甘い言葉を言ったからでしょ!? わかってるの!?」

「………………」

 図星ずぼしすぎて何も言えねえ……


「そうだよ! ユーキくんが悪いよ!」

 花ちゃんまで攻めてくる!


「花ちゃん? 別に俺は花ちゃんが誰と付き合ってもいいよ!」

 俺は思わずムキになって言い返す!


「ふーん……じゃあ、かねやん付き合ってよ!」

 花ちゃんもいきおいいがついたのか!? かねやんに交際を申し込む!


「えぇ……そんなこと急に言われても……」

 かねやんは戸惑とまどっている!

 

「かねやんも私が誰と付き合ってもいいんだ! じゃあしゅうくんと付き合おうかな! どう修くん!」

 

「ちょっと! みんな落ち着いて! めちゃくちゃな会議になってるからさ! とりあえずオヤツに唐揚げ食べようよ!」


 ここでみんな正気に戻った! 花ちゃんは、

 「私、こんなふしだらじゃないのに……」

 と自分の発言を後悔しているし、かねやんは、


「なんで俺は度胸どきょうがない男なんだ……」

 とひとごとをポツリとつぶやく!


 俺たちは修にうながされかねやんの部屋を出てリビングに向かう。


 ***

「ほーら! 不動山部屋ふどうやまべやの美味しい唐揚げだよ! たべてね!」

 修が揚げてくれた唐揚げを三人でだまってつつく……


 ……正直気まずい……


「そういえば、明日はユーキと花ちゃんは埼玉県立ぽてと視覚特別支援学校しかくとくべつしえんがっこうにボランティアに行くんだよね! 僕も行くからね!」


「そ、そうか……」

「うん……いいじゃん……」

 俺と花ちゃんは生返事なまへんじを返す。


 ――すると……

「ユーキ! 明日は大事だよ! 新たな嫁候補よめこうほ梶原音かじわらおとちゃんに出会えるからね!」


「…………は?」

 俺たちは修の爆弾発言ばくだんはつげんに固まるしかなかった……


 その後俺たちはソッコーで自宅に帰りました……

これから芹沢勇気が活躍するよ〜!そこそこ……

次回は水曜日更新です。時間はいつも通り20時です。

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