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修ズ!スター! 〜200年後の未来から来た友達!? 1991年生まれの35歳が15歳に若返って2006年世代と同級生に!〜  作者: まくお


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第四十六話 藤井くんの進路

 僕は藤井聡ふじいさとる。二日前まで不登校だった。中学三年生。


 今は二日目の学校が終わり、僕の憧れの同級生の長谷川はせがわくんと将棋をガチでやっている控えめイケメンの矢沢やざわくんといっしょに帰っている!


 しかもなぜか二人に僕が挟まれている!

 一体なぜ……


 ***


「ねえ。藤井くんと長谷川くん。どこの高校に行くの?」

 矢沢くんがトークテーマを出す!


「僕はまだ決めてないかなぁ。先生には『うなぎ自由高校』には行けるとは言われたんだよ」

 僕は正直に話す。


「俺は、『県立大宮うなぎ高等学校』の理数科を受けるつもりなんだ」

 長谷川くんも話してくれた。

 

「県立大宮うなぎ高等学校」は埼玉県さいたま市で一番偏差値が高い高校だ。

 

 ちなみに、この学校を「大うな高」とうなぎ区の人は言う。元々は「うな高」とみんな呼んでたんだけど、「うなぎ自由高校」ができてからはそっちが「うな高」と呼ばれるようになってしまったらしい……

 

 長谷川くんは地元で一番と評判の内科の病院。

長谷川医院はせがわいいん」の息子だから当然だ。


「やっぱり長谷川くんはそうなんだね。僕もしゅうくんたちと同じ『うなぎ自由高校』に進学するんだよ!」

 

 矢沢くんもうな高に!?

 そういえば昨日の昼休みに修くんだけじゃなく、サッカーやってる幼なじみでいっしょに進学するって金本かねもとくんが言ってたな……

 

「ん? 矢沢ならもっとレベルが高い高校を狙えるんじゃないか? なんでうな高なんだ?」

 長谷川くんが疑問をぶつける。

 

 矢沢くんは頭が良いって昼休みに話に出たので僕も知っている。

 まあ頭が良くないと将棋は強くなれないよなぁ。


「僕は本気で棋士きし目指すことにしたんだ! そのためには自由な校風のうな高がいいと思ってね!」

しゅうくんが矢沢くんは棋士になるって言ってたの?」

 僕は理由を聞く。

 

 未来からやってきた林修はやししゅうくんなら矢沢くんの未来も知っているはずだ。


「いや。僕は未来では本気で目指したけど棋士になれなかったんだってさ!」

 矢沢くんは明るく語る。

 

「えぇ……矢沢くん。棋士になれないって言われたのになんで棋士を目指すの?」

 僕は疑問をぶつける。長谷川くんも聞き入ってる。


「僕は棋士にはなれないけど、未来にゲームクリエイターになるみたいなんだ! YYわいわいゲームズで活躍するって言ってたんだよ! これで迷いなく棋士を目指せるよ!」

 矢沢くんは変わらずに明るく語る!

 

 YYわいわいゲームズって矢部やべくんと芹沢せりざわくんが経営しているゲーム会社だったよな……


「なんでそれで迷いがなくなるんだ?」

 今度は長谷川くんが聞く。僕も気になる!


「だって。僕は棋士になれなくても、社会人としてやっていけるってことじゃない? だったら本気で棋士を目指しても問題ないよね?」

 矢沢くんは僕たちに問いかける!

 

 僕は「そうかも……」長谷川くんは「そういう考えもあるか……」と考え込む。


「そうだ! 藤井くんもうな高受けなよ! 長谷川くんも滑り止めで受けたら?」

 矢沢くんの提案に長谷川くんは「考えるわ」とだけ答えた。


「僕は……どうしたらいいんだろう? 全日制の学校なんて卒業できるかな?」

 僕の言葉を聞いて矢沢くんはこう告げた。


「別に高校なんて、行く必要なくなったら辞めたらいいんじゃない? 藤井聡太ふじいそうたさんだって高校辞めてるけど、何にも人生に影響ないし」


「そ、それは藤井聡太さんがすごいからできることだよ!」

 そんなレアケース提示されてもね……凡人の僕、藤井聡ふじいさとるには真似できないよ……

 

「そうだぞ! おい藤井! ちゃんと家に帰って親御おやごさんと相談しろよ!」

 長谷川くんがフォローしてくれた!

 とにかく相談だな……そうだ修くんにも相談しよう!


 ***

 ――藤井聡ふじいさとる帰宅。

「ただいま! お母さん。進路どうしたらいいかなぁ? ってしゅうくん!?」


裕子ゆうこさん。この時のカズはどこに行ったと思います?」

「うーん。意外とモスバーガーに行ってるんじゃないかな!」

「ザンネーン! マクドナルドでした! あくまで予想だけど!」

 

 帰ってすぐに進路を相談しようとしたら、お母さんと修くんが何やら笑い合っている!


「修くん? なにやってるの?」

「裕子さんと『カズはどこに行くでショー』をやってるんだよ」


「か、『カズはどこ行くでショー』?ってなんなの? てかなんでウチに居るの? 僕に会いにきたの?」

 もうわけがわからないよ……とりあえず今の疑問を全部聞いみた。


「藤井くんに会いにきたんじゃないよ。裕子さんに会いにきたんだよ」

 修くんはあっけらかんとしている……


「……あの友達のお母さんに会いにくるってなんで?」

 もうどこからつっこんだらいいのかわからない!


「だって藤井くんの進路について話し合わないといけないじゃん」

 修くんは真顔で言い切る!

 それは先生がやることでは!?


「聡! うなぎ自由高校行きなさい! もう修くんと話し合って決めたから!」

 お母さんは僕の進路を決めている……あの……僕の意思は?

 でもうなぎ自由高校にちょっと行きたくなってるんだよなぁ……


「えぇ……でも僕に全日制の学校行けるかなぁ?」

 僕は素朴な疑問を二人に伝える。


「藤井くん。とりあえずうな高行って、ダメだったら、定時制か通信制の高校に行けばいいんだよ! 裕子さん! 一回学校辞めたって、別の高校に行かせるくらいはできるでしょ?」


「そうよ! 聡! お金のことは気にしなくていいのよ! お母さん、高校くらいは出て欲しいのよ!」

 修くんの提案に、お母さんが乗っかる。


「わ、わかったよ……とりあえず『うなぎ自由高校』受けるよ……」

 勢いに負けて僕、藤井聡ふじいさとるの進学先が決まってしまった……


 でも長谷川くんとは違う高校だなぁ。せっかく仲良くなれたのにな……

 とりあえず長谷川くんと矢沢くんにロインしておこう……

藤井くんはうなぎ自由高校でも出番があるので「あ〜元不登校のヤツいたな!」

くらいに覚えていて下さいね♪

次回は水曜日20時に更新です。

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