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修ズ!スター! 〜未来からやってきた友達!?林修が巻き起こす青春群像劇〜  作者: まくお


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第三十八話 修と桜の初デート!

 私は春野桜はるのさくら。サッカー女子。

 背の高さは平均。見た目は客観的に見てもかわいい方だ。学校でも所属している「浦和蒲焼うらわかばやきガールズ」でも一番かわいいと言われてる。


 でも付き合っている、矢部秋男やべあきお

 やべっちからは、

 「お前は世間的には確かにかわいい。でもアイドルレベルではないから調子に乗るな!」

 と言われている。


 私はそれを聞かされてもイラつかない。不思議に思う人もいると思うけど、私にとってやべっちは一番大好きな人だからなんです。


 やべっちは、サッカーの才能もあってそして勉強では学校で一番の成績だ。

 ……そして音楽の才能もある……と思う。世間からはまだ評価されてないけど、私はやべっちの音楽は面白いと感じる。


 だから、他の男の子のことなんて、見る気にもならない。

 

 でもなぜかこの前出会った未来からきたらしい林修はやししゅうくんという男の子とデートすることになってしまった。


 ***

 ――デート当日。

 私はジーパンにロンティーという、デートらしくない服装で待ち合わせ場所の「うなぎ蒲焼かばやき駅」に来てしまった……

 

 ロインで花田花はなだはなちゃんに聞いてみたら、

しゅうくんは服装なんて気にしないと思うよ!』

 と言われたのでいつもの服を着て待っている。


「あ! さくら待った? 僕は林修はやししゅう! 未来からやってきた! 君の友達だよ!」

 

 林くんが時間通りにやって来た! いつもの決め台詞にいつもの青いパーカーを着ている。

 この二つはツッコまなくていいところかな。スルーしよう。


「いや。私が早く来すぎただけだよ。林くん。どこに行くの?」

 私は緊張きんちょうして一時間は早く来てしまった。


「うーん……まあマックで良いんじゃない? 中学生のデートだし」

 林くんは少し頭を傾げながら答える。

 

「わかった。近くにマックがあるから行こうよ!」

 正直。私もかしこまった店に行くよりマックの方がいい。


 移動する際に服装についておかしくないか私が聞くと……

「良いんじゃない? 桜らしいよ!」

 と太陽のような笑顔で答えてくれた!

 私の緊張きんちょうはこの時に完全に解けた!


 ***

 ――マックに入店。

 

 私たちは適当な席に向かい合わせで座る。

 林くんは「ビックマック」が好きらしく注文していた。私は適当にカフェラテだけ頼んだ。


「そういえば、桜と僕ってあんまり関わってないよね? やべっちから僕のことどのくらい聞いてる?」

 林くんから素朴そぼくな疑問を聞かれる。そういえばそうだった! クラスも違うし。


「えっと、『未来からやってきた面白いヤツだ』ってやべっちは言ってた。他には、『埼玉うなぎFC』の子たちの悩みを解決したとは聞いたよ。これ本当なの?」


「ホントだよ! みんなに聞いてみてよ! 他にも、長谷川はせがわくんの悩みを解決したんだよ!」

 

「長谷川くんのことはやべっちから聞いたよ! それに小学校の時の同級生たちもウワサしてるよ! 『長谷川くんが将棋と林くんの力で元に戻った』って!」


「いや〜! 長谷川くんの力になってくれたのは矢沢やざわくんだよ! 僕はきっかけを作っただけだよ!」

 これを聞いて林くんは謙遜けんそんしつつも嬉しそうだ。


「ふふっ! それでもすごいよ! やべっち将棋に負けて悔しそうだったけど、多分内心は嬉しいと思うんだ。林くんはどう思う?」

 

「僕もそう思うよ! やべっちには永遠のライバル長谷川くんが必要だよ! それに長谷川くんVSばーさすやべっちは面白いよ! うなぎ蒲焼小学校の名物だからね!」


 確かにはたから見てるだけなら面白いかも!

 私は「そうだね!」と言い。私たちは軽く笑い合う。


「ねえ、桜。なんでやべっちは彼女の桜にも『やべっち』って苗字で呼ばすのかな? ずっと不思議なんだよね」

 

「それが、イヤがるんだよね……私として秋男あきおとかアキとか名前で呼びたいのに……」


 なぜかやべっちは苗字で呼ばれることにこだわっている。

 仲の良い男の子だけじゃなくて彼女の私にも苗字で呼ぶように強制する。

 さすがにやべっちのお母さんは名前で呼んでいるけど……


「それが謎なんだよね。そういえばやべっちの未来の嫁の生瀬真央なませまおちゃんは『秋男あきおさん』って呼んでいたような……」

 林くんは腕を組んで考えながら衝撃しょうげきの未来を出来事できごとを語る!


「何それ! どういうこと!?」

 私はカーッとなって席から立ち上がり机にバンっと手を突いて大声を出してしまう!


 林くんはそんな私を見てもおどろかない。それどころか、「うん。そう思うよね!」と言いながらうなずいている。


「林くんはなんでなのか知らないの?」

 その姿を見て私は冷静になる。


「それがわからないんだよ! やべっちとは同じロンドンに長く住んでいたけどさ。ライバルクラブ同士だったからあんまり遊べなかったからさ。真央まおちゃんともあんまり仲良くなかったし……」


 そう語ったあとこう付け加える。


「桜もさ。やべっちに対する真央ちゃんみたいな存在が必要だと思うよ。真央ちゃんは夫を裏で支える妻だったよ。桜を支えてくれる男の子と仲良くなってたらいいんじゃない? 未来の桜はサッカーに打ち込んで独身だったけど、そういう相手がいれば結婚できるでしょ?」

 

「そう言われても……私はやべっち以外の人と付き合ったことがないし……」

 林くんの提案は、その通りだとは思うけど……


「林くん……私。正直……どうしたらいいかわからないよ……」

 私が正直に今の気持ちを伝えると林くんはこう言った!


「じゃあ! 僕の恋愛について聞いてくれる? 参考になるかもよ!」

 

「え!? それ聞きたい!」

 私も一応女子中学生だ! 恋バナしたい!


 林くんは満面の笑みでこう告げる!

「僕はね! 結婚するまで4人の女性と付き合ったんだよ! 4人目のイングランド人と結婚したんだ!」

 

修はビックマックが好きです!でもモスバーガーも好きです。

ポテトも好きだけど…

次回は日曜日更新です♪

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