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修ズ!スター! 〜未来からやってきた友達!?林修が巻き起こす青春群像劇〜  作者: まくお


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第三十六話 今の翼と咲はどうするの?

 私は花田花はなだはなそこそこかわいいと評判の中三女子。

 

 なんか勢いで、未来からきたというかわいい系イケメンの同級生の林修はやししゅうくんが起こした、風間咲かざまさきちゃんのサッカー続けるか問題の話し合いに参加する事になってしまった……


 正直イヤなんだけど……まあしゅうくんの頼みならしょうがない。

 私を助けてくれたからね!


 ***

 私と修くんは春野桜はるのさくらちゃんに連れられて、橋本翼はしもとつばさくんと風間咲かざまさきちゃんのクラスまで来た。


 つばさくんとさきちゃんはとなりの席に座ってはいるが、今は何も話していない。

 とくに咲ちゃんはムスッとしている。

 ここの二人と春野桜はるのさくらちゃんと私と修くんで話し合いを始めた。

 

「咲ちゃん! なんでサッカー辞めちゃうんだよ!?」

 修くんが直球で聞く!

 

「だって……サッカー続けていたら翼と結婚できないでしょ!? それだったらサッカーめた方がいいじゃない!?」

 咲ちゃんはかなり怒っている! そりゃ大好きな彼氏と結婚したいよね……

 

「でも咲ちゃんはサッカーも大好きでしょ?」

「う、うん……そうなんだよ……」

 修くんの問いかけに咲ちゃんはうつむきながら答えた。

 

 修くんはさらに続ける。

「やっぱりそうだよね。それに咲ちゃんは、プロになれるだけの才能があるよ。実際に未来では女子プロサッカー選手として活躍してたしさ。咲ちゃんも自分に才能があるのはわかるでしょ?」

 

「……才能は多少はあるよ……でも「浦和蒲焼うらわかばやきガールズ」のセレクションに落ちるくらいだし、林くん、私はプロになったらどのくらい活躍するの?」

 咲ちゃんは自信が無さそうに聞く。


「大活躍だよ! すごかったんだからプロの咲ちゃん! それにさ当時は『なでしこリーグ』の時代だったんだよ。一部のスターしかプロ契約してもらえない時代だったんだよ。プロ契約してもらえるだけですごいよ!」

 

 修くんはまるで自分のことのようにほこらしげに語る!

 

「じゃあ私が女子サッカーのスターになるってこと!? でも……えっと……えーと、林くん未来からきたんだよね? それって過去の話じゃない? どういうことなの翼?」

 

 あー! それ咲ちゃん知らなかったか! それは話が合わないね!

 

「それがね……咲ちゃん。実はしゅうくんは1991年生まれらしいんだよ。そして僕たちも同じ歳に生まれた同級生だったんだ。つまり未来だけど過去の話でもあるんだよ。わかった?」

 

 翼くんはやさしく説明する。咲ちゃんは「うーん……」とうなった後。

 

「林くん。それじゃ2011年生まれの私たちじゃ違う未来になるってことだよね?」


「確かに……今じゃ当時の女子サッカーのレベルと違うし……レベルが上がっているからな……そういえば咲ちゃんはなんでセレクション落ちちゃったの?」

 

 修くんは腕を組んで頭をらしながら考えてから、質問した。

 

「それが……背は高いけど、足元の技術が足りないからだよ……」

 

 咲ちゃんは下を向いて声を絞り出した。多分「浦和蒲焼ガールズ」に入れなかった時ショック受けてたもんな……


「別に気にすることじゃないよ」

 修くんはあっけらかんと言い切る!

 咲ちゃんは「えっ!?」と驚いて固まってしまう!

 

はやしくんどういう事!?」

 代わりにさくらちゃんが質問する!


「いやだってさ。いくら足元が上手くてもゴールを決められなければフォワードとして生き残れないでしょ? 咲ちゃんには高さって武器があるんだからさ。競り合いに負けないように、咲ちゃんはじっくり時間をかけてフィジカルをきたえたらいいんだよ! 別にプロになるのが遅くても、結局さ。プロの世界で活躍できればいいんでしょ?」

 

 この場にいる三人が「そうかも……」と納得する。

 いつのまにかこの話し合いを見ていた矢部秋男やべあきおくんも、考え込んでいる。

 

 矢部くんにもひびくものがあったのだろうか?


 林くんはそんなみんなを見てさらに語る!

「今ふと思ったんだけど……よく考えたら環境が変わったら人生って大きく変わるよ。もしかしたら2011年生まれの翼と咲ちゃんは結婚するかもしれないよ」

 この発言に二人の顔は一気に明るくなる!


「そうだね! 修くん! 僕は絶対に咲ちゃんと結婚したいよ!」

「え!? 翼! 結婚してくれるの!? 私と!?」

 

 橋本くんのプロポーズに咲ちゃんは嬉しそうなリアクションをする!

「ああ! このまま何もなければね!」

「翼♡」

 

 二人は手を取り合い二人だけの世界に入る! この出来事はすっかりクラスの注目の的だ!

 みんな温かく見守っている! 拍手している子もいる!


「あのさ……二人ともちょっといい?」

 ここに修くんが割って入る! 二人は「なに?」と不思議そうな顔をしている。

 

「初恋の相手と結婚するのも大変だと思うよ〜! 人生って何があるかわからないよ! だからさ! 翼と咲ちゃん二人とも異性の友達はいた方がいいよ!」

 

 いや……これで終わりでいいんでしょ!? そんなことラブラブなカップルに言うことじゃないよ!


「そうかもね! そうだ咲ちゃん! 志季しきちゃんと連絡取ってもいい?」

 

「別にいいよ! 志季も翼と連絡したがってたしね!」

 二人は空気が読めない発言にも笑顔で返答した! 二人すごいな……


「そうだ! 林くん! 芹沢せりざわくんの弟のたかしくん? はどこにいるの? 埼玉県?」

 

 咲ちゃんが未来の結婚相手? たかしくんの事を聞く! そういえば私もユーキくんの弟の話なんて聞いたことないな……

 

「知らないよ。ユーキに聞いて」


 修くんはきっぱりと言い切る! いや知らんのかい!

 

「まあサッカー続けていたらそのうち会えるよ。咲ちゃん! サッカー続けるんでしょ?」

「うん! サッカー好きだから!」

 咲ちゃんは笑顔で言い切る!


「これで、もう僕も咲ちゃんと友達だよね? 僕のことは名前でしゅうって呼んでよ!」

「うん! よろしくね! しゅうくん!」

 

 二人は満面の笑みを浮かべ、こう言って友達になった!


 これでやっとハッピーエンドかとみんなが思った時に事件が起こる!

 

「ねえ。林くん! 私とやべっちは結婚するの?」

 

 桜ちゃんの素朴な疑問に修くんはこう答えてしまう……

 

「桜とやべっちは結婚しないよ。やべっちは別の幼なじみと結婚してさ。桜は35歳まで独身だよ」

 

 一気にこの場が凍りつく!

 修羅場しゅらばまだ続くのかな……

 

 

この小説の設定めんどくさいっすね〜

次の話は日曜日です。

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