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修ズ!スター! 〜未来からやってきた友達!?林修が巻き起こす青春群像劇〜  作者: まくお


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第二十四話 花田花の悩み② 〜準備編〜

 放課後ほうかごになった。私、花田花はなだはなの悩みを解決するべく。林くんは全力で動いてくれるらしい。

 

 今は私は一人で埼玉県さいたま市うなぎ区の児童養護施設じどうようごしせつ清流せいりゅううなぎホーム」に帰ってるところだ。

 

 何か「策を考える」って言ってたけど、何をしてくれるんだろう?


 私は施設に帰りって直ぐに清流うなぎホームの先生に、未来からやってきた林修はやししゅうくんが来るって報告ほうこうしてくれと言われただけだ。


「花田さんお帰りなさい」

 私にあいさつしてくれたのが副施設長ふくしせつちょう清水典子しみずのりこ先生だ。

 

「はい。ただいま帰りました」

「花田さん、あなたはまだ子供なんだから。『ただいま』でいいのよ?」

「いえ……私はまだここに来たばかりですから」

 私は学校の先生に話す時と同じように話す。

 

「一時的かもしれないけど、ここはあなたの()なのよ。ずっと敬語けいごで話さなくてもいいのよ」

「そうですか……」

 

「そうよ! ただ施設長しせつちょうは敬語使ってあげないと怒るわよ」

 清水しみず先生は少し冗談ぽくそう続けた。私は少し愛想あいそ笑いをする。

 施設長の先生も清水先生も敬語を使わなくても怒らないとは思うが、私はそれができない。


 なぜなら私はずっと母と二人で暮らしてきたからだ。父には会ったことがない。

 母は親戚しんせきとも関係がないらしく。私は母以外の大人と暮らしたことはない。

 なので母以外の大人とどういっしょに暮らすかがわからない。今まで経験がないから。


 そうだはやしくんの事を先生に話さないと!

「清水先生。学校の友達の林修はやししゅうくんが施設に来るんですが良いですか?」

 未来からきたという事は隠しておこう……

 

「良いけど……林くんはどういう子なの」

「すごく、素敵すてきやさしい男の子です」

 これを聞いた清水先生は、ぱあぁと明るい顔になる。

 

「あら! 花田さん! 林くんのこと好きなのね! 付き合っているの?」

「付き合っていません! 私には別に恋人がいます!」

 私は顔を赤くして反論する!

 

「うん? じゃあなんで林くんを施設しせつに呼んだの? その彼氏? が来るならわかるけど……」

 そうすると清水先生は少し顔をかたむけて考えながら私に聞く。

 

「実は彼氏も今、家のことが大変で私に構ってる暇はないんです。林くんには、私がこのホームで馴染なじめないことを相談そうだんしたんです。そしたらなんとかしてくれると言ってくれたんです」


「そうなの!? 林くんって子はそれができる子なの!?」

「なんか林くんは私の彼氏やその友人の悩みを解決かいけつしたんです。林くんならできるかもしてません……」

 

「えっ? 私も林くんのこと気になってきたわ! 二人で待ちましょう!」

 清水先生は私が馴染めない事をすごく心配してくれていて。手助けもしてくれた。

 それでも私は馴染めていない。

 私は清水先生と施設の入り口で待つことになった。

 

 清水先生はウキウキに林くんの話を聞いてくる! 清水先生も林くんに事は気になったのだろう。

 私は待っている間に知っている範囲で答える。

 

 清水先生はその事を聞いてこう言っていた!

「まるで林くんって未来からきたみたいね!?」

 私は笑ってゴマカシたが……未来からきたこと話した方が良かったかな……


 ***

清流せいりゅううなぎホーム」に帰ってから、一時間くらいしてから、林くんが現れた!

 

「初めまして! 清水しみず先生! 僕は林修はやししゅう! 未来からやってきたみんなの友達です!」

 

 林くんは入り口で待ってた清水先生にこうあいさつした!

「えっ? 君、本気で言ってるの? なんで私の名前知ってるの? どういうこと花田さん?」

 

 だめだ……やっぱり話しておけば良かった……

 私がどうしようか悩んでると林くんが清水先生に説明する!

 

「清水先生! 僕は未来からきたので先生のことも知ってるよ! この『清流うなぎホーム』にも二十代からきてますから!」

「二十代!? いや林くん中学生でしょ!?」

 ややこしくなってきた! もう細かいことは無視しよう!

 

「林くん! 学校終わってから何やってたの?」

 私は別の話題を振る!

「そうそう! みんなのために唐揚げと焼き鳥を作ってきたよ!」

 林くんは両手いっぱいにレジ袋を持っている。おそらくその中に唐揚げが入ってるのだろう。

 

「清水先生! これは僕が今! 居候いそうろうしている相撲部屋すもうべや不動山部屋ふどうやまべやの安心で美味しい食べ物ですよ! みんなに配っても大丈夫だよね?」

「え!? 居候いそうろう!? 君は相撲取りになるの? そうは見えないけど……」

 

 林くんは小さくて細身だ怪しまれても仕方ない。

「いや。そうじゃないんです。未来からやってきて住むところがないから住ませてもらってます! 他の居候先いそうろうさきも見つけたいのですが……あ! 心配なら不動山部屋ふどうやまべやに電話してくださいよ!」


「わ、わかりました……電話してみます……」

 清水先生はスマホを取り出し電話をかける。おそらく地元の有名な相撲部屋だから電話番号を知っているのだろう。

 

 先生が電話している間に林くんが話しかけてきた。

「花ちゃん! 僕が住みところがなくなってら、花ちゃんたちのユーキの嫁たちの家に住まわしてね?」

「え! ええっ!? 不動山部屋ふどうやまべやに住めばいいんじゃないの?」

 

 林くんは爆弾発言ばくだんはつげんに私は思わず飛び上がっておどろいてしまう。

 林くんはハニカミながらこう返した。

 

居候先いそうろうさきはなんぼあってもいいからね! それにユーキの子供たちかわいいし。あとユーキと花ちゃんの子供の子孫しそんが200年後の未来で総理大臣そうりだいじんやるんだよ! すごいよ!」

 

「そ、そんな事言われても……」

 

 私はどう返していいかわからずに黙り込んでしまう。

 ユーキくんと子供を作らなかったら未来はどうなるんだろう?

 

 

居候先はなんぼあってもいいよね!


次回は明日20時に公開です。

花田花の悩みはあと二話で終わります。

ついてきてくださいね!

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