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ドラクエ外伝 竜王と呼ばれた漢  作者: sakura540
第Ⅰ章 竜の王子とアレフガルト編
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第4話 侵攻と防衛

あれ?なぜか長文になりますね。1話3000文字超になってますがよろしくお願いします。


「ダースドラゴン様、申し上げます。南の方から…」


「ふーん、あいつら、ホントに狼煙を上げたか。ならばこちらも動こうか。騎士団と骸骨軍団も動いてるようだし。…皆の者、準備は良いか!」


「「「おう!」」」


・・・


「陛下、大変でございます。南の遠方に火の手が。メルキドが燃えております。おそらく襲撃かと。」


「陛下、大変でございます。竜王軍の進撃です。ドムドーラが襲撃を受けてます。至急援軍を!」


「全く竜王め、いったい何を考えてるんだ?アレフガルトを、ラダトームを舐めるなよ。おい、総理大臣。」


「は、ここに。」


「どうすればよい?」


「メルキド、ドムドーラに援軍を送るのがよろしいかと。」


「人選は?」


「ドムドーラは規模、防御力ともに弱く、ここが陥落すると最悪陛下の信用にかかわります。早急に援軍を送る必要がございます。王太子様と軍部大臣を派兵すべきかと。メルキドは防御力が高く少々の事では陥落しません。ですので第二王子を派兵すべきかと。」


「おいおい、メルキドはそれでいいとして、もしドムドーラの防衛が成功したら王太子の手柄になるだろが?世が行く!」


「なりません。敵の狙いの本丸はおそらくここラダトーム。そして陛下のお命。もしここにも竜王の手が迫れば、もしここが陥落すればそれそこ大問題かと。陛下はここで腰を据えて迎え撃つ!それがよろしいかと。」


「それもそうか。世が下手に動いて敵のいいようにやられたらそれことお笑い草か。よし、そのように手配せよ。」


「ははっ」


・・・


「陛下、大変でございます。竜王の城から大量のドラゴンがこちらに迫ってきております。迎撃態勢の準備は間もなく完成です。いかがいたしましょうか?」


「ちっ、総理大臣のいう通りか。」


「敵の数は?」


「ドラゴンが50は超えております。おそらく100はいるかと。」


「100!?くっ、陛下。ラダトームは激戦地になりますので城に残っているローラ姫をガライに送りましょう。マイラに養生に言っている王妃殿下はそのまま滞在、リムルダールに遠征している第三王子に牽制として竜王のいる島に進軍の伝令を出すのが良いかと。あと、ガライに至急援軍の要請も。」


「それが良いか。で、世とお主でここラダトームの防衛に成功すればよいのだな?」


「おっしゃる通りです。」


「よし、そのとおりに手配せよ。」


・・・


「弟よ。お前はメルキドに行くのか。」


「はい、兄上。兄上たちはドムドーラへ?」


「ああ、ドムドーラは激戦らしいが俺の援軍が来ればあっさり勝てるだろうさ。まぁお前も大丈夫だろ?あのメルキドが陥落するとは思えないからな。」


「はは、その分兄上は手柄を立てられそうですね。」


「まぁな、そうすれば陛下も俺に譲位するだろうな。…安心しろ、お前にもそれなりの大臣ポスト、用意してやるからな。」


「はは、その時はよろしくお願いしますよ、兄上。」


「この橋を越えればドムドーラが見えるか。…おい、東の方見てみろ。夜なのに真っ赤だ。ラダトームも襲撃を受けたか。」


「ええ、そのようですね。」


「俺はさっさとドムドーラを鎮圧に行ってすぐラダトームに戻るからな。あと、間違えてもルーラやきめらのつばさを使うなよ?安全地帯じゃない所へルーラで行くのはリスクだからな?だからお前はゆっくり向かってゆっくり戻るがいい。」


「承知いたしました、兄上。」


「ではここで少しの間のお別れだな。せいぜい頑張りな。」


「はい、兄上。兄上もお気をつけて。」


・・・


「第三王子様、陛下からの伝令です。」


「…そうか、一応準備はしていたが…戻ってこいではなく竜王のいる島へ進軍しろって…爺、どう思う?」


「そうですな。進軍しないとなると坊ちゃまに悪評が流れる可能性がありますので進軍するのが良いかと。ただ、手薄とはいってもあの島の魔物は強いですからな。こちらもあまり深追いはしない方がいいかと。」


「でも爺、たかが魔物だろ?こちらが全力でやれば手薄の今、城を落とせるだろ?」


「え、ご冗談が過ぎますぞ?」


「いや、俺は第三王子、このままでは兄上達に先を越さるだけだ。陛下の進軍の命令を逆手にとってあの城を落とせば次の王は俺だ。そうだろ?」


「はぁ…(いや、さすがにそれは無理があるのでは、とはいえぬな。)」


「そうと決まれば俺も準備をするから整い次第、進軍だ。よいな?」


「御意。(しかたないな、あの手で行くか)」


・・・


「…話は聞いたな。坊ちゃまはあのように申したがあそこは魔境と言っても良い。そんなところに上陸するわけにもいくまい。だからかつての勇者ロトが作った橋、あれを燃やして落とせ。魔物の仕業のようにすれば誰も文句は言えぬわ。だからおまえは先遣隊としてそのように工作しろ。」


「かしこまりました。では先行して行ってまいります。」


・・・


「王妃殿下、伝令です。」


「こんな夜中に何事ですか?…あら、襲撃を受けたのですね?…ちょうどいいですね。ここに長期滞在しましょう。あなたはその費用を陛下に申告しなさい。よいわね?」


・・・


「隊長、このままではこの場がもちま・・・ぐふっ。」


「隊長、後方部隊が崩壊しました。このままではこの隊も、ぎゃぁぁぁぁ~。」


「何をてこずってるんだ?たかが蜥蜴数匹、さっさと撃退してしまえ!」


俺はラダトーム軍の正規軍に辱する兵士。少尉として平時は北門周辺を警護する部隊の隊長である。

北門での仕事は主にガライ、ドムドーラ、マイラ、リムルダールからの来訪客に対する関所みたいな仕事をしている、そんな俺でも槍術ならラダトームで1番であり、エリートである。


だが、この日の夜はまさに地獄であった。

南西からくるドラゴンの群れの襲撃を受け、大臣の指令により俺たちは北門周辺の警護かローラ姫をガライまで護送する大役を承った。しかし、そんな俺たちにもドラゴンたちが襲撃をしてきた。


「このままではまずいな。…姫様、申し訳ございませんが身を隠すため森の中へ。本当はきめらのつばさを使いたいのですが向こうも安全とは限りません。幸い、この周辺に生息する魔物自体はそこまで強くなくまだ非好戦的ですので徒歩でガライに向かいましょう。」


「そうね、馬車では目立ちますわね。森に行きましょう。」


「では姫様、お手を。」


「…おい、貴様らどこにいくつもりだ?」


「な、ドラゴンがここまできただと?」


「そういうことだ。とりあえず、〇ね!」


「貴様がな。…たかが蜥蜴の分際でこの俺の槍にかなうと思うか!…姫様、ご無事で?」


「…あなた、凄いわねドラゴンを一突きでやっつけるとは。」


「とりあえず逃げましょう。蜥蜴ごときに後れを取る私ではありません。さ、早く。」


「蜥蜴ごとき、か。大きく出たな。人間の分際で。」


「な!?き、貴様は、ただのドラゴンではないな?」


「俺は竜王四天王の一人、筆頭のダースドラゴンだ。ラダトーム攻略は俺の担当だ。蜥蜴と馬鹿にするだけのことはあるようだな、先ほどの突きは見事だ。だが、俺の敵ではないな。」


「くっ、貴様が…」


「そこにいるのは姫様、てところか。ちょうどいい。竜王様に献上する土産にはなりそうだ。」


「な、そ、そうはさせん!これでもくらえ!…な、なんだと!?」


「そんな攻撃が俺に通用すると思ったか!今こっちの番だ、くらえ!」


「ぎゃぁぁぁ~。…」


「ふん、口ほどにもないな。…さてと。お前は姫か?」


「え、ええ、そうよ。私は偉大なるラダトームのローラ姫よ。」


「姫様、我らとご同行願うかな?それが嫌なら…」


「わ、分かったわよ。行くわよ。だからこれ以上、兵を〇さないで!」


「それは兵次第でしょう。おい、お前。俺はこれからラダトームで探し物をするからお前はこの姫を竜王様の元へ。」


「はは!」


「…行ったか。でもあいつ、なんで東の方に行ったんだ?…まぁ姫だし王ではないからいいか。それよりひかりのたまとやら探すか。幸いガライからの援軍は来てないし、ここの始末はあいつらで十分か。…おい、お前ら、ここの奴らは皆殺しにしろ!」


「「「はは!」」」


「こ、こっちにくるんじゃねぇぇ~」


「陛下、お、お助けを~!」


「お、俺はガライに用があるから後は頼む~!」


「おい、場を離れるな、う、うわぁぁぁぁ~。」


「ははは、情けない人間どもだぜ~。皆、どんどんやっちまおうぜ!」


・・・


「おい、影。そろそろここも制圧完了だな。」


「ああ、途中ラダトームからの援軍が来たのは驚いたがな。」


「しかし、さすが影だな。ラダトームの王太子とやらの首を手に入れるとはな。」


「ジョーカー殿も、大臣とやらの首を獲ったではありませんか。」


「残党共はガライとメルキドに向かったか。影よ、首は預かっておくからラダトームに向かった方はいいのでは?」


「そうですな。お言葉に甘えて向かいますね。…おい、お前ら。骸骨軍団はこれからラダトームに向かう。…ではジョーカー殿、ここは頼みますぞ?」


「「「はは!」」」


「うむ、いってらっしゃい。」


・・・


「おやおや、ドムドーラは制圧完了でしたか?さすがですな。」


「お主は大魔道士殿ではありませんか。なぜドムドーラに?」


「さすがにメルキドに火を放ったくらいでは陥落しませんよ。それにラダトームの援軍も来たので。」


「その始末とドムドーラからの避難民はどうした?」


「それなりには応戦しましたがあいつらはメルキド内部に逃げ込みました。今も引きこもり中ですよ。そうそう、その中にラダトームの第二王子とやらもいましたね。」


「それは大変でしたね。」


「それほどでもありませんよ?…さて、私はもう一度メルキドに戻ってから改めて竜王様にご報告に行きますね。」


・・・


「ダースドラゴン様、地下の宝箱に玉がありましたがこれは・・・」


「うむ、間違いない。これこそひかりのたまだ。よし、これは俺が預かっておく。さて、とりあえずの用向きは終わったし、そろそろ引き上げるか。…おっと、これは狩人。もうこっちに来たのか?」


「ええ、ドムドーラは制圧完了しました。…お、それはまさにひかりのたま。筆頭殿、やりましたな。」


「ああ、欲しいものは手に入ったし、ある程度は暴れたし、こちらも被害が大きいからそろそろ引こうと思ったところだ。」


「竜王様が首を長くして待っております。ここの処理はやっておきますのではやく竜王城へ。」


「分かった。ここは頼む。…では、また城で。」


「…さてと。ここの後始末か。しかし、かなり派手にやったものだな。私の軍で足止めしながら時間を稼ぐか。おい、ガライの様子は?援軍はきそうか?あと、人間の残党はどうなってる?探せ!」

次話に続く。

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