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ドラクエ外伝 竜王と呼ばれた漢  作者: sakura540
第Ⅰ章 竜の王子とアレフガルト編
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第3話 決定打

竜王と名乗ってからはや20年を超えた。

我の日課は1日最低1回の現場報告を聞く、ストーンゴーレムと城内確認、ストーンゴーレムの耐久テストという名の訓練、たまに帰還してくる幹部共と飲み会をするなど退屈な日々を過ごしていた。俺の軍団も充実した。そろそろひかりのたま奪還に向け動くのもありか?


まず我を筆頭に竜王軍の紹介。


四天王『筆頭』ダースドラゴン

ドラゴンを中心とした軍団。

ドラゴンの特徴でもある高い攻撃力、破壊力、機動力、耐久力を兼ね揃えた我が軍の主戦力。

四天王の中で最強のため筆頭と呼ばれる。

ドラゴン以外でも熊、蠍、スライムなどを従えているため最大規模の軍団でもある。


四天王『守護』ストーンマン

竜王城内の守護。軍団数は最小ながら城の警備を担当。

敏捷性は低く魔法は使えないが怪力と耐久力が高い。

ストーンマンは竜王城内ならば消滅しない限り不死身である。

但し回復能力はそこまで高くない。


四天王『武人』死神の騎士

騎士団を編成。攻守魔法と隙が無い軍団。

そのため遠征だけでなく竜王の近衛隊の役割も兼務している。

竜王の幼いころからの忠臣の一人、ジョーカー。


四天王『狩人』影の騎士

骸骨軍団を編成。四天王の中で最弱だが索敵性、隠密性、敏捷性、回復魔法に優れている。

またMAP作成にも長ける一面もある。

アレフガルトに慣れた頃には他の派閥の魔物との交渉役はダースドラゴンから引き継いだため

交渉役でもあり参謀役も兼務する。

竜王の幼いころからの忠臣の一人、影。


・・・


ある日、竜王城内にて。

竜王と四天王全員が会議をしていた。


「人間の商人団を襲うことで部隊の練度の上昇と他派閥の魔族に対する勧誘も上手くいってるがそろそろ頭打ちかと思う。そこで次の段階に行こうと思う。」


「ではそろそろどこかの町か、ラダトームに進撃ですか?」


「一応ラダトーム進撃は考えておる。」


「リュウオサマ、ソレハイササカイサミアシデハ?」


「ラダトーム進撃だとメルキド、ドムドーラ、ガライ当たりの援軍が厄介ですぞ?」


「竜王様、我らドラゴン族で一気に殲滅と行きたいところだが、抵抗されもたつくと厄介かもな。」


「確かに今まではそうだったから侵攻は出来なかった。失敗したときの中立を決め込む魔物の動向も気になったしな。だが安心しろ。おい、影。例の者どもをここへ。」


「はは。」


「竜王様、例の者ども、とは?」


「前々からハーゴンの使いから密使が来てたが、いきなり我に会えたら我はいつでも会える安い王だと思われる可能性があったからそれが癪でな、何度か影を通じて交渉してたのだ。だから俺も今日会うのは初めてだが、きっといい話が聞けるぞ。お、きたか。」


「お初にお目にかかる、竜王様、そして四天王の皆様方。我は偉大なるハーゴン様の手下の大魔道士である。」


「こちらこそ初めてだな。我が竜王だ。よろしく。さっそくだが、用向きをここで話してもらおう。」


「我らが教祖ハーゴン様はかねてより人類を抑圧することを望んでいてな。大魔王ゾーマ殿を失ったときの我が主の嘆き様はそれはそれは凄まじく。人間に対して共闘しうる勢力がいなくなってどうしたものかと。その最中、竜王様が覇を唱えていただいたおかげでハーゴン様もお喜びに。ただ、その竜王様も中々ラダトームに侵攻できていない現状を嘆いておりまして…」


「話が長い、簡潔に述べろ。」


「これは失礼、では。竜王様のラダトーム侵攻のため私、大魔道士が率いる魔法軍団がメルキドを攻めましょう。幸いにもハーゴン様の神殿から最も近いのがメルキド。ここなら援軍を出せますので。竜王様方は安心してラダトームに侵攻を。」


「ふむ。それはありがたい提案だな。城外の門近くに控えているのが貴公の軍団だな?だが…」


「だがとは、何でしょう?」


「お前、かつては大魔王ゾーマ軍の地上攻略部隊にいたそうだな?そうだな、ダース。」


「ええ、大魔王様の死去後、忽然と姿を消したと思ったらハーゴンの手下になってたとはな。根暗野郎。」


「ふふ、威勢のいいだけの蜥蜴にかける言葉が見つかりませんよ?」


「誰が蜥蜴だゴラァ!」


「おい、ダース。それくらいにしておけ。昔からの知り合いとはいえうちの者が怒鳴ってすまなかったな。」


「いえいえ、お気になさらず。それで…私がかつて大魔王様に仕えていたことが問題でしょうか?」


「それもあるがお主以外でここにいる者は誰もハーゴンの事を知らぬ、会ったこともない、それで信用があるとお思いか?」


「おっしゃる通りですが、我が主は神殿から出られない状況でして…」


「それがいい訳になるとでも?神殿には来るなと言ってるのもそちら側だぞ?」


「申し訳ございません。こちらの無理な要求ばかりで信頼できないというのももっともな話です。ですが…」


「が?」


「私がハーゴンの使いであることはこの手紙とこの紋章で信用していただいたと思いますのでこの私の軍団がまずメルキドを攻める。火炎魔法で攻めますのでそれを狼煙代わりにしていただければよろしいのでは?ここからならメルキドの様子はご覧いただけると思いますし、確認後の出撃でも十分ラダトームに侵攻できるのは、と愚考します。」


「たしかに、それはお主のいう通りだな。で、今回の援軍に対する見返りがなしでいいのは何故?」


「今回だけでなくメルキドを攻め続けたいと思っております。あれは要塞都市なので今回だけで落とせるとはおもってませんし、それに我らがメルキドを攻め続ける限り、竜王様はアレフガルト攻略がやりやすいのでは?」


「で、その暁にメルキドを寄越せ、と?」


「さすが竜王様、その通りでございます。」


「おい、根暗野郎、いい加減に…」


「いい加減にするのはお前だ、ダース。なるほど、了解した。大魔道士殿よ、存分にメルキドを攻めるがいい。で、いつ攻める?」


「明後日の日没時に。真っ赤に燃えるメルキドをご覧に入れましょう。」


「相分かった。狼煙を確認後、こちらも出撃しよう。…皆の者、それでよいか?」


「「「ははっ!」」」


「では明後日の出撃の準備のため大魔道士殿はここまで。我らもラダトーム攻略のため策があるのでご退出を。」


「はは、では失礼いたします。」


・・・


「竜王様、あんな奴を信用していいのですか?」


「話の筋は通ってるし、本当にメルキドを攻撃していればそれで良し。してなかったらそれを口実にハーゴンと手切れだ。この口実があればハーゴンになびきそうな魔族も我らに従うしかなくなるさ。なら、それも良し。ということだ、各自、今回の作戦を話す!よく聞け!まずラダトーム攻略部隊はダース、お前の軍団が担当だ、存分に暴れてこい。あと、ドムドーラ攻略は影、ジョーカーの軍団が担当だ。で、もし大魔道士の奴らがしくじった場合、メルキドから援軍も考えられるので影、ジョーカーの部隊が食い止めろ。そしてさっさとドムドーラを落としたら影の軍団たちはダースの軍団と合流に向かう。ただしガライからの援軍があれば影の軍団が阻止しろ。ジョーカーの軍団はドムドーラで待機、万が一のメルキドからの援軍対策だ。あと、リムダールからの援軍は無視しろ。それらは在野の竜王軍が足止めだ。作戦は以上だ。戦術面などの打合せは各軍団、四天王同士で詰めるように、以上。では解散!」


「アノ、リュウオウサマ、ワレハドウスレバ?」


「お前はこの城の守護だろ?その役割を全うしろ。ここが手薄になった時、血迷った人間の侵攻や裏切った魔族が行動を起こす可能性があるからな。それの用心だ。分かったな?」


「イエッサー!」

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