↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
121/129

魔素と魔獣

ゴウ様達は驚いて固まってしまっている。

それに対して何にも反応をせず、リュウ様はまた魔術を発動させようとしている。

いいのだろうか?

まぁ、いそがなくては行けない旅だから、いいのか。



「さあ、行こう。レイ。」


「はい、リュウ様。」


「ちょっ、待て!!!」


「待たない。」



ゴウ様が止めていたが、リュウ様は気にせず魔術を発動させた。

目の前が一瞬真っ白になったが、すぐに空が見えた。



「ここは?」


「1番近くの神殿だ。まだここは魔素の影響が少なく、慣れるには1番いいかと思ったんだ。」


「そうですか。」



確かに、魔素による影響が少ないから空気もそこまで悪くなく、環境にも変化がない。

人影は見当たらないけども。



「少ないと言っても力のないものには毒になりかねないから、近くの住民は隣の村に避難しているはずだ。」


「そうなんですか。」



流石ですね。

影響が少ない内から住人達をちゃんと避難させているなんて。

前の世界ではギリギリまで住人の方には知らせず、故に逃げ遅れてしまっている人達が居ました。



「さて、魔素の影響が少ないと言っても、魔獣は生まれているだろう。」


「ええ、それほど強くはありませんが、居ますね。」



気配を感じる。

突如現れた私達に対して、警戒している。

気配からして8体。



「本当はレイに戦ってほしくはないのだが。」


「それこそくどいっですよ。さぁ、御主人様。」


「嗚呼。」



力を込めれば出てくる武器。

師匠との修行で大分手に馴染むようになった私の武器。

真っ黒な刃をした短剣。

これが私の武器だ。

と言ってもこれは宝玉の乙女の武器ではない。

あの神様から貰った武器だ。

まずこちらで力試し。

魔獣に対して、どこまで出来るか。

師匠は大丈夫だと言って貰えたが、実践は初めてだし、まずはって事で。



「レイ。」


「はい、御主人様。」


「いくぞ。」


「はいっ。」



地を蹴り、気配のする方へ飛ぶ。

居た!

狼のような形の魔獣だ。

大きさは狼よりも大分大きい。



「御主人様!」


「分かった!」



グッと力を入れ、短剣を振り下ろす。

それに気づいた魔獣達は一斉に散る。

早い。

このまま散ってしまうと探すのが厄介だ。



「ウゥッ!?」



逃げようとしていた魔獣達がビックリして立ち止まる。

いや、立ち止まらざるならなかった。

何故ならば、リュウ様が結界をはっていたからだ。

そのままいけば丸焼けだったのに。

勘がとても鋭い魔獣だ。

まぁ、それはそれでいい。



「ここからは私の仕事です。」


「レイッ!」


「お任せを!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。