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再会

ただ私の気持ちの整理のためだったのだけど、それはそれはリュウ様が反対するので仕方なく宝玉の乙女として従う際にはそう呼ぶと押し切りました。

後はいつも通り呼ぶと。



「それならばいいが。」


「それを了承してくれないなら渡しませんからね!」


「嗚呼。分かった。」


「ふふふ、なら、どうぞ。」



右手にはいつの間にやら宝石。

宝同石だ。

頭の中に何故か浮かんできたから、右手を握りしめて宝同石が欲しいと願えば出てきた。

いや、開けてみてびっくりした。

リュウ様もびっくりしてるけども、それよりも私の方がびっくりしている。

だって願っただけで、出てきたもの。



「えっと、宝同石ってこんな風に簡単に出るんですかね?」


「いや、母上の話では、三日三晩祈ってなんとか出来るんだっと言ってた。なのに、今一瞬で。」


「あの、その、今、頭の中に浮かんだんですよね。右手を握って願えば出来るって。」


「はっ?つまり、会ったという神が直接、声をかけているのか?俺のレイに?」



えっ、突っ込むところそこですか?

もっと、違うところじゃないのでしょうか?



「本当に腹立たしい神だな!!俺のレイだ!神にさえ奪わせる気はないからな!!!」


「いや、違うでしょ。そこじゃないから。まぁ、これも直接力を貰ったからでしょうね。だから師匠たちとは違って直ぐに宝同石が出来たのでしょう。リュウ様、目の前に居ない神様に対して怒っていないでこれを貰ってください。」


「あっ、嗚呼、そうだな。」



なんだろう、締まらないなー、本当に。

とりあえず宝同石をリュウ様に渡す。

渡した瞬間光り輝く宝同石。



「えっ!?ちょっ!!リュウ様!!?」



驚いてリュウ様に手を伸ばすが、光でよく見えず空を切ってしまう。

ようやく光が納まったと思えばリュウ様がその場にしゃがみこんでいた。



「リュウ様!?だい「本当に腹立たしい神めっ!!!」えっ?」



しゃがみこんでいたリュウ様を心配して近くに寄り声を掛けるが、リュウ様は何故か怒っている。

今、神とか聞こえましたが?



「レイは俺の運命だと言うのに!魂さえも私の番だと言うのに!!糞忌々しい!諦めろ!!」


「えっとー、リュウ様?その話は先程終わったのでは?」


「終わってなどいない!あの神め!レイの前に現れた神は金色の髪をしたいけ好かない神だろう!?彼奴今、現れやがって、レイを気に入ったとかいいやがった!本当に腹立たしい!!」


「えっ!?神様が!?」



現れたって、今の一瞬に?

いや、私のようにあの世界にリュウ様が呼ばれたのかしら?

というか、宝同石を渡しただけで神様の場所に移動するようになっているの!?

これ、誰でも彼でも渡せないじゃないっ!!!

いや、そりゃあ誰でも彼でも渡そうとも思っていないけども、今はリュウ様ぐらいしかいないけども!

でも、一体どういうことなの!?

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