再会
真っ直ぐ私を見てそういうあなたに私は少しときめいてしまった。
なんて、絶対に言わないけども。
「本当にようやくね。勿論!宜しくお願いしますね、マスター。」
「マスター?」
「嗚呼、そういえばリュウ様にはなしてなかったけ?」
「何をだ?」
リュウ様にこの1ヶ月あったことを話す。
1ヶ月っていっても私はずっと寝てたんだけども、でも、まぁ、あちらでも私はなんだかんだと過ごしていたわけだしね。
話せば長い話をリュウ様は静かに聞いてくれた。
いや、静かには言い過ぎか。
時折歯軋りや舌打ちをしながらも聞いてくれた。
まぁ、胸糞悪い奴らの話もしなくちゃいけないわけだし。
リュウ様は間接的にアイツらを知ってるのよね。
夢として、私を見ていたからね。
アイツらがしていたことも事細かく知っているからこそ苛立っているようだわ。
まぁ、そこは置いといて。
神様から貰ったこの力について話せば、先程とは違った怒りを見せている。
一体どうしたのかしら?
「その神って。」
「とっても変な神様でしたよ?」
「いや、変は変だが、相当レイのことを気に入っていないか?」
「まぁ、気に入られることが1つの条件ですからねー。」
うんうん。
神様が面白いって気に入ってくれたから今の私がいる訳で。
それこそ初代様も気に入られ、いえ、寧ろあれは愛されていたのでしょうね。
だからこそ破壊の力を与えたのよね。
「いや、レイ、これは。」
「なんですか?話が先に進まないのでとりあえずツッコミは、後にしてくれません?」
「あっ、嗚呼。」
リュウ様が黙ったことで、話を続ける。
私が貰った力は平等であり、神様から直接貰ったかはいくらでも宝同石を作ることが出来るし、破壊したってなんでもない。
しかし、まぁ、力を貰ってはいる訳だし、今まで宝石の乙女のパートナーとは違うが、まぁ、対価を貰って働いているみたいなものだと私は解釈したのよね。
だから、宝同石を持っている人は仕事上の上司?みたいだから、まぁ、呼び名をマスターとかにしようかなって。
なんか、その方がハッキリとすると言うかなんというか。
まぁ、気持ち上の問題でしかないのだけどね。
そういう事で宝同石を渡し、魔力を頂くことになるリュウ様をマスターと呼んだのだが、どうやらお気に召さないらしい。
「レイにはリュウと呼んでもらいたい!もしくは旦那様!リュウ様だって本当はあまり良くないが、まぁこれはこれで夫婦っぽいかって妥協していたのだがな。」
「そんなこと考えていたんですか!?」
うわうわうわー。
いやー、夫婦じゃないので夫婦っぽいなんてないわけですけども。
リュウ様は一国の王子だからこそ、様付けしてたんですけどね。
内心そんなことを思っていただなんて。
「これからはマスター、あるいはご主人様とお呼びしましょう。」
「えっ、絶対に嫌だ!!」
「えぇ。」




