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はじめまして、顔も知らない旦那さま「顔も知らない旦那さま改定版」  作者: 宮崎裕子


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エピソード23

それから、新しい木の実ラピポートの畑を作る為に急ピッチで準備を進めています。


そしてこの木の実を生産する事でもう1つの問題を解決することが出来ました。


北の領地で被災し流れて来た人達に畑を任せる事にしたのです。


話を聞いてみると、元々北の領地で畑仕事をしていた人が殆んどだったから話はトントン拍子に進み、我が商会で働いて貰う形にしてラピポードの畑を作り育ててもらう事が決まりました。



廃教会の辺りは領主直轄の土地だった事も幸いしました。


今、彼らが住んでいるもと孤児院を拡張してもっと住みやすいように補修も施して商会の寮にします。


教会も使えるところは残して、食堂と厨房を作りました。

後、入浴場も。


今までは生活している人数の割に台所が狭く、外で煮炊きして食事をしていたらしいと聞いたので、生活の改善を計りました。


特にお風呂、今まで外の井戸で水を被ったり、体を拭いたりしていたと聞いたので、改善したかったのです。


これからは毎日畑仕事をして貰うのだから、終わったら汚れを落として体を休めて欲しいものね。


そして畑は廃教会と、もと孤児院の裏の空き地を使うことにしました。

町の外れにある教会だったから、回りに邪魔な物もなく広い畑を作ることが出来ます。


これには町長も大喜びです。


何せ、もて余していた被災者問題も解消して、町の特産品も新たに出来るのですから。


ドミニクとテッドにはいくら先行投資とは言え、商会の資金を使って大丈夫かと随分心配されました。


実はロエベ子爵が協力してくれる前までは、商会の資産を一時的に我が領地に使わして欲しいと2人に相談していたのです。

だから、ドミニク達は商会に新たな事業をする資金がないのでは?と心配してくれていたのでしょう


もうお金の心配がなくなった事を彼らに話していませんでした。

だってその為には私の結婚の話もしなくちゃいけなかったから…

先送りにしているうちに、私はその事をすっかり忘れていたのです。


これは、2人に結婚の事を報告するいいチャンスなのでは?

なかなか言い出せなかった、私は結婚報告をする決心をします。




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