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【完結】追放された第二王女、辺境王領の監査官になる 〜毒舌黒柴フェンリルと暴く王国の陰謀〜  作者: 柴門そら


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第11話 路地裏と魔法陣

いつもありがとうございます!

なんと!エイミーのスピンオフ短編、ランクインが続いています。ぜひご覧ください↓

https://ncode.syosetu.com/n0820lx/

しごできエイミーは、侍女と王家の影のダブルワークを淡々とこなす

〜辺境監査官・第二王女付き侍女の日常〜

路地裏の前は人だかりができつつあった。


騎士団がそこに入れないように柵を立て、

近づかないように通行人に指示をしていく。

ザワザワと人だかりの中から声がする。


「なぁ、どういうことだ」

「こんな爆発が起こるなんて」

「隣国の王子様も来てるのに危ないなぁ」


なんと自国の王女様もここにいますよ〜と心の中で呟く。


「そういえば、この状態の私を見て、私ってわかるのっておかしくない?

アドリアン殿下。」


『ああ、確かにな。お前は社交の場と普段とのギャップが大きすぎる』


(それは、褒められてないわよね。)


『あの王子が、ギャップがあっても気づくほどの「やばいレオノーラ好き」か、

もしくは、そもそもあの爆発と罠について知っていたか、だ。


あえて、路地裏に入るお前を引き止めた可能性もある。


知っていて止めたのか、

そうだとするとこちら側か。

それとも向こう側の人間なのか。

それか、また違う利害関係なのか。


単なる「やばいレオノーラ好き」であることを祈る。』


(それは嫌よ!すごく嫌!)


「レオノーラ様、それも愛かもしれません。」

胸の前で手を組んでキラキラとした目で見てきた。


なぜかエイミーのアドリアン王子の評価、無駄に高い気がするのよねぇ。


「レオノーラ様、

先に中を見て参りましたが、とりあえず中に入っても危険はなさそうです。

入れるように手前の瓦礫はすこし片付けましたが、

ご指示の通りできるだけそのままの状態を維持しています。」


「キースありがとう。私たちもいくわよ。」


薄暗い路地に入っていく。まだちょっと埃っぽい。


----


路地裏の両脇に建っている建物の壁は焦げているが、建物は壊れていないようだ。

建物を爆破するほどの威力ではなかったようだ。


ただ、人がここに入り込んでいたらひとたまりもないだろう。


しかもここは道は行き止まりだ。正面に分厚い壁がある。


テイラーはどこへ消えた?


上か?いや高すぎる。


あの黒フードの男なら消えることは造作もないことだろうけれど。


以前のように隠し扉?でもなさそうだ。



ヴェルは影から出て柴犬の姿になっていた。


突き当たりのところまで近づいてみる。


前を歩いていたヴェルが、


「レオノーラ、止まれ!」


ヴェルが急に止まるので思わずつんのめりそうになる。


「何よ、急に!」


「そこに魔法陣がある。

エイミー、これがわかるか?」


「ちょっとお待ちを。」


さっと魔法陣を見て、

「これは転移魔法陣ですね。」


といって落ちていた小石をその陣に放り込んだ。


カッと眩しく光ったと思ったら、その石はすっと消えた。


「テイラーがこの魔法陣を使って逃げたか、もしくは、というかさらにこれが罠か。

爆発で暗殺できなかったとしても、転移魔法陣に入ればお前をとらえることができる。


他のやつが飛ばされても人質にするつもりだったろう」


「なんかしつこいわね。しつこい男は嫌われるのよ。


この魔法陣にめっちゃ嫌がりそうなものを大量に置いて転送してやろうかしら。

何がいいかしらね」


「うわ、反撃が子供じみてるな。


それはまぁ待て。

転移魔法陣に気づいたことを向こうに知られない方が

後で何か使える選択肢が増えるかもしれん。」


「すぐに転移が発動しないように魔法陣を少し変えておきます。相手に気づかれないくらいに。」


「さすがしごできエイミー!」


「エイミー、これがどこに繋がっているかはわかるか?」

「うーん、さっき飛んだ小石の行方から追ってみたんですけど、

多分、海なんですよね。わりと近いですけど。」


「「「海?」」」


そんなとこに転移させられたら溺れちゃうじゃない。それが狙い?


「とりあえずここは立ち入り禁止にしましょう。

騎士たちに交代で見張るように、そしてだれも入らないように伝えて。」


「かしこまりました」とキースが騎士たちに連絡しに走っていく。


嫌がらせで転移させるなら何にするかを、

わりと(かなり)真剣に考えながら、路地を出た。

ぜったいにギャフンと言わせてやるわ。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

仕返しにレオノーラは何を転送するつもりなのか...


エイミーのスピンオフ短編、ランクインが続いています。ぜひご覧ください↓

https://ncode.syosetu.com/n0820lx/

しごできエイミーは、侍女と王家の影のダブルワークを淡々とこなす

〜辺境監査官・第二王女付き侍女の日常〜


もしレオノーラと黒柴フェンリルの旅をもう少し見守ってもいいと思っていただけたなら、

ブックマークや評価で応援していただけると嬉しいです。

次回も、どうぞよろしくお願いいたします。

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