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【完結】追放された第二王女、辺境王領の監査官になる 〜毒舌黒柴フェンリルと暴く王国の陰謀〜  作者: 柴門そら


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閑話2 ルミナーラのグルメ

「トーマス、ここで馬車を止めてちょうだい!市場に寄るわ」


「エイミー、了解だ。気をつけて行けよ。ヴェルも連れていけ。」


賑わう街。こんなに活気が戻ったのね。

本当によかったわ。


「さてさて、親方のメモによると...」


『パンはあるのか?』

(いや、パンは親方のところであんなにいただいたでしょうに!)


メモによると、


オリーブオイル

白ワイン

オレンジ


は絶対買っていくように。


なるほどなるほど。


あと塩漬け肉。


塩漬け肉は、レオノーラ様の身代わりになってしまったので、

追加で買っておかなくっちゃね。


荷物が増えたので一度荷物を置きに馬車に戻る。


「なんか腹が減ったぞ」

「朝ごはん、あんなに食べたじゃない」


「わかったわよ。

ねえ、トーマス!屋台で何か買ってくるけど何か食べたいものはある?」


「エイミー、気がきくなぁ!串焼きを頼むよ。」


「ほら、ヴェル行くわよ」


屋台を巡りつつ、

串焼屋でオーダーしていると、


「エイミー、あれ買ってくれ。

パン生地にチーズとトマトソース塗って焼いてるやつ。」


ええ、またパン?


「あれは、レオノーラ様も好きそうだから、たくさん買っていきましょう。

あと甘いものか...」


あ、揚げパンに砂糖をまぶしたものもあるわね。


こうして何だかわからないうちにパンに近いものをたくさん買うことになったのでした。


馬車でいくつか屋台のものを食べて、

帰路に着く。


これをレオノーラ様にも食べてもらおう。


明日からはまた新しい街へ。

さっきの重たい話はいったん横へ置いて、

目の前のことに向き合うしかない。


王家、公爵家、宰相家

この三家が今後の未来を握っている。


それは変えられないことなのだから。


だから今だけは、今だけはレオノーラ様に

何も知らずに笑っていてほしい。


ヴェルも同じ気持ちだろうか。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

もしレオノーラと黒柴フェンリルの旅をもう少し見守ってもいいと思っていただけたなら、

ブックマークや評価で応援していただけると嬉しいです。

次回も、どうぞよろしくお願いいたします。

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