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超人ファイターマン  作者: 小泉たかし
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エリーは突然、現れたファイターマンに一瞬驚いたそぶりを見せたが、やがてにやりと不敵な笑みを浮かべる。

「なんだこいつ、このふてぶてしい態度は……」


ファイターマンは、一瞬あきれたがエリーに向かって突進していった。


エリートファイターマンは正面切ってぶつかりあったが、どちらが跳ね飛ばされるでもなく、押し合った。


しかし、エリーが突然、くるりと身体を回転させ、太いしっぽでファイターマンを跳ね飛ばした。ファイターマンはベルリンのがれきに埋もれた。無数の瓦礫が飛散する。


エリーはさらにしっぽをしならせファイターマンに襲い掛かった。


しかし、ファイターマンはがっちりしっぽをつかんで、今度はエリーを吹っ飛ばした。


倒れたエリーにファイターマンはアームランチャーから青い麻酔ビームを浴びせた。


しかし、エリーには、利かなかった。

「やはりと思ったけど、大人しくならなかったか……」



すると、突然、宇宙愚連隊が操るシャドウマンタ群が現れた。

「がははは、それはそうだ。

このエリーにもダマリナと言うか、タンバル星の毒素をたっぷり仕込んでいるからな」


ファイターマンはまた憤った。

「くそ、また宇宙生物を薬漬けにしたのか……」

「いやいや、ファイターマン、言葉がおかしいですねぇ。

毒素に浸っているんだから、薬ではないですねぇ。」

「は?」

ファイターマンが別の方向を見るとゴーレット星人のUFOも現れた。


さらに各国のWEFも到着した。

もちろん、WEF-Japanも到着しコスモフェニックスから各隊員のコスモホークが飛び出している。


さらに全宇宙連邦のUFOも2機も来ている。


ついに地上ではファイターマンとエリー。空では宇宙愚連隊のシャドウマンタ群、ゴーレット星人のUFO、WEF-Japanはじめ各国のWEFのコスモホーク、全宇宙連邦のUFOらの戦闘が始まった。


宇宙愚連隊のシャドウマンタ群が、黒い影となって街の上空を旋回し、レーザーを地上に浴びせる。ゴーレット星人のUFOは、奇妙な色の光線を放ち、建物を溶解させていく。


WEF-Japanはじめ各国のWEFのコスモホークは、鋭い機動でシャドウマンタに食らいつき、火花を散らしながら激しいドッグファイトを繰り広げた。


さらに全宇宙連邦のUFOも加わり、青白い閃光や赤熱したエネルギー弾が飛び交い、ベルリンの空は、光と破壊の渦に包まれた。


ベルリンの街は、かつての栄華を偲ばせる壮麗な建築物が、今は無残な鉄塊と瓦礫の山と化していた。崩れ落ちた高層ビルからは、剥き出しになった鉄骨が空を掻きむしるように伸び、爆撃によって穿たれた巨大なクレーターが、街の傷跡を深く刻んでいる。


しかし、その空の攻防の中、全宇宙連邦のオキータは、心配していた。それはコンドールがこのような戦闘に慣れてないことだった。


そして、恐れていたことが起きた。コンドールが発射したミサイルがWEF、しかもWEF-Japanの瑠璃のコスモホークに向かっていったのだ。

「あー!危ない!」

オキータは叫ぶが、瑠璃は卓越した操縦技術で、交わす。

「危ないわねぇ、もう!」


国連の下にあるWEF本部で見守っているヒジータから罵声が飛ぶ。

「コンドール!何をやっているんだ!」

となににいる国連事務総長のポール・シモンズがあきれた顔をして、ヒジータを見据えている。

「だから、お前は出動しないのかっつーの?」


ドイツの街のアスファルトは焼け焦げ、所々に火の手が上がり、黒煙が空高く立ち昇っていた。地上では、ファイターマンとエリーの激しい肉弾戦が繰り広げられていた。


エリーの太いしっぽが、瓦礫を砕きながらファイターマンに襲いかかる。ファイターマンはそれを巧みにかわし、アームランチャーから放たれる青い麻酔ビームを何度もエリーに浴びせるが、効果はない。エリーは怒りに任せてファイターマンを投げ飛ばし、瓦礫の山に叩きつける。


しかし、ファイターマンはすぐに立ち上がり、エリーに挑みかかる。ファイターマンとエリーの激しい攻防は、街の破壊をさらに加速させ、爆撃音と土煙、そして炎が、ベルリンの街を包み込んでいた。


ニュース映像を見て、愕然としているドイツのプラフ・シェフ首相に、日本の大泉進次郎首相から国際電話がかかってきた。

「ピラフ首相。ドイツの惨状に心が痛み、お見舞い申し上げます。いつも私はドイツ国民とともにあります。」

「はぁ……?」

ピラフは内唇、だから何?と、思った。


激しい空中戦の中、佐内はある異変に気付く。

「おかしいわ。ゴーレット星人は、神楽坂隊員対して集中的に攻撃してない?」

「せやな」

近田も同意する。


たしかにゴーレット星人のUFOは瑠璃のコスモホークに集中して攻撃しているかのように見える。


しかし、超人的な運転技術を持つ、瑠璃は、卒なく攻撃をかわしていく。

「何なのよ!一体?」

そもそも瑠璃はここでも何か視線を感じていたのだ。


その時、一瞬、ゴーレット星人のUFOが動きを止めた。

「ん?」

本郷も川中もコスモホークで敵の攻撃をかわしながら、ゴーレット星人のUFOの不思議な行動にめをやった。


そして、ゴーレット星人のUFOから赤い光が放たれた。さらにその光の中から、いろいろな形の物体が現れ、そのその物体が集まり合体しだした。


やがてそれは大きなロボットになっていった。その姿を見たWEF-Japanの隊員たちは驚愕する

「ノイズメーカー!?」


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