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ファイターマンは、サザーブの人々に力強く頷くと、ロプロサウルスへと向き直り、ファイティングポーズを取った。
「くそっ、このロプロサウルスめ!」
ファイターマンは、恐竜時代の翼竜のような姿をした宇宙生物、ロプロサウルスに立ち向かった。ロプロサウルスの鋭い爪が空気を切り裂き、その鋭い嘴は獲物を狙ってギラついている。
しかし、ファイターマンが繰り出す渾身の一撃も、ロプロサウルスの硬い皮膚に阻まれ、効果は薄い。
「ぐっ…硬いな!」
ファイターマンは、ロプロサウルスの巨体から繰り出される猛攻を、必死にかわしていた。ロプロサウルスの翼が巻き起こす突風は、ファイターマンの体勢を崩そうと容赦なく襲いかかる。
その間にも、サザーブの人々の悲鳴が、恐怖に染まって響き渡る。
「これ以上、犠牲者を出すわけにはいかない!」
ファイターマンは、決死の覚悟を胸に、ロプロサウルスに突進した。ロプロサウルスの大きな羽は、まるで鞭のようにしなってファイターマンに襲い掛かる。
しかし、ファイターマンは、間一髪でその攻撃をかわし、ロプロサウルスの後ろに回り込んだ。
そして、ロプロサウルスを後ろから抱え締めにするようにして、サザーブの村からじりじりと遠ざかった。
その時、各国のWEFの戦闘機が、次々と空に集結し始めていた。
WEF-Japanも、その雄姿を現した。
ファイターマンは、集結した各国のWEF隊員たちに向かって叫んだ。
「ま私が離れる瞬間に攻撃してくれ!」
WEF-Singaporeの女性隊長、ソフィーは困惑した表情で問いかけた。
「でも……クワンタ王が……」
サザーブ国の地上で、大きな通信装置を抱えながら、クワンタ王がすかさず言った。
「神とともになら、許す!」
ソフィーはやれやれと首を大きく振り、呆れたような表情を見せたが、すぐに気を取り直して、号令を発した。
「全機、ロプロサウルスに一斉射撃開始!」
ファイターマンが抱え締めにしてしていたロプロサウルスから離れた瞬間、各国のWEF戦闘機から、凄まじい一斉射撃が始まった。
WEF-Japanは、まだコスモフェニックスにコスモホークを格納したままだったが、そのまま攻撃を加えた。
轟音と閃光が空を覆い、そのすさまじい音と煙がおさまると、ロプロサウルスがゆっくりと後ろに倒れた。
サザーブの人々から、歓喜の雄叫びが上がった。瑠璃も、思わずガッツポーズをとった。
しかし、その瞬間、瑠璃の心にファイターマンの声が響いた。
「瑠璃さん、ロプロサウルス、生きてます。」
「え?」
ロプロサウルスは、ゆっくりと、起き上がった。
「ええ!」
各国のWEF隊員とサザーブの人々は、驚愕の声を上げた。
ファイターマンは、仕方なく、再びファイティングポーズを取った。
その時である。突然、あたりがまばゆい光に包まれた。
近田は、期待を込めた声で叫んだ。
「ミラノ星人か!?」
しかし、その光が収まった後に現れたのは、ブーメラン型の3基のUFOだった。
ファイターマンは、静かに呟いた。
「ようやく来たか、全宇宙連邦……」




