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そんなニューヨークに、突然、地球の動物のアリクイに似た身長45m、体重40,000tの巨大な生物が現れる。人々は
「なんだあれ!」
「キャー!」
と叫び、逃げ惑う。その巨大生物は、人々を捕まえて食べ始めた。
しかも、なまけ癖や、やる気のない者、何をやってもダメな者をエサとすると言っていたのに、あたりかまわず食べている。まさにアリクイならぬヒトクイだった。もはや動物というより、特撮モノに出てくる怪獣だった。
当然、世界中のSNSも大騒ぎだ。
《トレンド1位:#化け物
《トレンド2位:#トランポリン大統領
《トレンド3位:#ニューヨーク
タイムラインは怒りと困惑で埋め尽くされていた。
@USA_shortケーキ
「ちょ、ちょっと何あれ!怪獣じゃん!」」
@himawawari_kuniko
「ひどい!」
@eazyaction_kyono
「kこれ、フェイク動画?」
@NHPp_tamanyan
「信じられません。怖い」
@kumasan_ときょ
「何がかわいい動物だ!」
ヒトクイは自由の女神像の姿をバックに、人々を食べながら、周りのビルを破壊していく。さらに逃げ惑う人々の様子を,、オーバルオフィスとも言われるアメリカ大統領執務室で、モニターを通して見て、トランポリン大統領は高笑いした。
側近の部下が、
「大統領、おやめください!」
と言うと、大統領は
「何?
大統領に意見する気か?」
と、突然その部下につかみかかり、首にかみつき、殺してしまう。
国連地球防衛軍日本支部基地で集まった隊員たちは
「何ということだ。」
「なんで国連地球防衛軍USAは動かへんのや!?」
と、近田は山桐に詰め寄る。
「わからない」
その時、宮坂が叫ぶ。
「隊長、国連議長が殺害されているのが発見されたそうです」
「何!」
隊員たちは絶句する。
そこで山桐は決心したように言う「よし、ここは日本支部独自の判断で出撃しよう。
たぶんヨーロッパの支部も自己判断で戦闘機を差し向けるだろう」
川中以外の隊員は
「はい!」
と、大きな声で答える。川中は困惑したように山桐に訴える。
「ちょっと待ってください。
私たちの事を知らない日本国民に知られます」
山桐は怒鳴る。
「んなこと、言っている場合か!」
ある自衛隊基地にある滑走路がせり上がり、下からもう一つの滑走路が現れ、大きな空母戦闘機コスモフェニックスが、夜のうちに秘密裏に飛び立った。もちろん、アメリカに向かうためだ。
夜とはいえ、その爆音は、遠く離れた住宅にも轟いた。




