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超人ファイターマン  作者: 小泉たかし
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7

そんなニューヨークに、突然、地球の動物のアリクイに似た身長45m、体重40,000tの巨大な生物が現れる。人々は

「なんだあれ!」

「キャー!」

と叫び、逃げ惑う。その巨大生物は、人々を捕まえて食べ始めた。

しかも、なまけ癖や、やる気のない者、何をやってもダメな者をエサとすると言っていたのに、あたりかまわず食べている。まさにアリクイならぬヒトクイだった。もはや動物というより、特撮モノに出てくる怪獣だった。


当然、世界中のSNSも大騒ぎだ。

《トレンド1位:#化け物

《トレンド2位:#トランポリン大統領

《トレンド3位:#ニューヨーク

タイムラインは怒りと困惑で埋め尽くされていた。

@USA_shortケーキ

「ちょ、ちょっと何あれ!怪獣じゃん!」」

@himawawari_kuniko

「ひどい!」

@eazyaction_kyono

「kこれ、フェイク動画?」

@NHPp_tamanyan

「信じられません。怖い」

@kumasan_ときょ

「何がかわいい動物だ!」


ヒトクイは自由の女神像の姿をバックに、人々を食べながら、周りのビルを破壊していく。さらに逃げ惑う人々の様子を,、オーバルオフィスとも言われるアメリカ大統領執務室で、モニターを通して見て、トランポリン大統領は高笑いした。

側近の部下が、

「大統領、おやめください!」

と言うと、大統領は

「何?

大統領に意見する気か?」

と、突然その部下につかみかかり、首にかみつき、殺してしまう。


国連地球防衛軍日本支部基地で集まった隊員たちは

「何ということだ。」

「なんで国連地球防衛軍USAは動かへんのや!?」

と、近田は山桐に詰め寄る。

「わからない」


その時、宮坂が叫ぶ。

「隊長、国連議長が殺害されているのが発見されたそうです」

「何!」

隊員たちは絶句する。


そこで山桐は決心したように言う「よし、ここは日本支部独自の判断で出撃しよう。

たぶんヨーロッパの支部も自己判断で戦闘機を差し向けるだろう」

川中以外の隊員は

「はい!」

と、大きな声で答える。川中は困惑したように山桐に訴える。

「ちょっと待ってください。

私たちの事を知らない日本国民に知られます」

山桐は怒鳴る。

「んなこと、言っている場合か!」


ある自衛隊基地にある滑走路がせり上がり、下からもう一つの滑走路が現れ、大きな空母戦闘機コスモフェニックスが、夜のうちに秘密裏に飛び立った。もちろん、アメリカに向かうためだ。

夜とはいえ、その爆音は、遠く離れた住宅にも轟いた。




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