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超人ファイターマン  作者: 小泉たかし
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アリゾナ州はアメリカ合衆国南西部に位置し、広大な砂漠地帯と雄大な自然を誇る。


そのアリゾナ州のモハーヴェ砂漠で、3匹の宇宙生物「ヒトクイ」が暴れまわっていた。


SNSの大企業スペースXYZの創始者であるスティーブ・マックスは、砂漠で餓死するのを待っていたが、雑食のヒトクイはコヨーテやオオツノヒツジ、ガラガラヘビなどを食べながら、なんとか生き延びていた。


しかし、それでも食料は足らず、ついに古くからこの土地で生活を営んでいる先住民ネイティブアメリカンの居留地まで襲い始めたのだ。


逃げ遅れた先住民を捕らえて食べているヒトクイの顔は、この地球に連れてこられた時とはまるで違う、凶暴な面構えになっていた。あのトランポリンのためにモグゾーが用意したヒトクイと、まったく同じような顔つきだ。


しかも、今回は3匹もいる。3匹の周りには、食べられてしまった人間の血や肉、骨が散乱していた。


やがてヒトクイたちは、この砂漠から300マイル(約500キロ)離れた州都フェニックスから漂ってくる、多くの人間の匂いを嗅ぎつけ、移動を開始した。


そのヒトクイたちが進もうとする先に、WEF-USAのコスモホークが立ちはだかっている。


WEF-USAの隊長、ケニー・ローソンが指令を出す。

「攻撃開始!」

WEF-USAの戦闘機、コスモホークの一斉射撃が始まったが、ヒトクイたちはびくともしない。


レアメタル成分を含むヒトクイの皮膚は驚くほど頑丈で、人間が作った武器からの攻撃は歯が立たないのだ。


そしてヒトクイに攻撃を仕掛けているWEF-USAの近くに、各国のWEFが集結してきた。


WEF-Japanも当然、駆けつけていた。


瑠璃はファイターマンに話しかける。

「ファイターマン、早速行ける?」

「はい!」

「チェンジ・ファイト!」


瑠璃がポーズをとって掛け声を叫ぶと、ヒトクイたちの前にまばゆい光が現れ、ファイターマンが登場した。


各国のWEFやアメリカの人々は、歓喜の声を上げた。

「ファイターマン!」


さらにファイターマンは空中元素固定エネルギーを放ち、ボディアーマーを装着する。


そして、ファイターマンは3対1という不利な状況ながら、ヒトクイたちの中に飛び込んだ。


ファイターマンは凄まじい勢いでヒトクイたちの攻撃を掻い潜り、その巨体を翻しては、無駄だと分かりつつもアームランチャーから青白い光を放ち、強力な麻酔ビームを放った。


しかし、ヒトクイたちのレアメタル成分を含む皮膚は頑丈で、麻酔ビームはほとんど効果がない。


一体のヒトクイがファイターマンに噛みつこうと大きく口を開けた瞬間、ファイターマンは素早く身をかわし、その隙に別のヒトクイの顔面に強力な蹴りを叩き込んだ。


ヒトクイはよろめいたが、すぐに体勢を立て直し、怒りの咆哮を上げた。


もう一体のヒトクイは、その巨体でファイターマンを押し潰そうと迫る。


ファイターマンは必死に抵抗し、地面を蹴って空中に飛び上がった。


その間にも、他のWEF隊員や航空自衛隊の戦闘機が援護射撃を試みるが、ヒトクイたちの頑丈な皮膚には歯が立たない。


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