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WEF-Japanの面々がふと、声のする方を見ると、一人の髪の長い若い女性が手招きをしていた。
その女性は、赤い戦闘服のようなものを着て、首からはきらりと光るペンダントを下げていたが、その顔を見て、川中、近田、本郷、佐内、瑠璃は息を飲んだ。
その顔はとても美しかったのだ。
そのうえ、どこか瑠璃を大人にしたような可愛らしさもあった。
瑠璃にはフマフォの中のファイターマンも絶句する雰囲気を感じた。そしてファイターマンのつぶやきが聞こえた……。
「あなたは……」。
すると、その女性のペンダントの光がまたたいた。そして、その女性は言った。
「このドアの中に入って、さあ、早く!」
WEF-Japanの隊員たちは、この混乱の中、言われるままにした方が得策だと、本能的に悟り、その女性が示した隠し戸のようなドアの中に駆け込んだ。
全員が逃げ込んだ後、ドアを閉めた女性は
「ふう」
と、安堵のため息をつく。
そして、WEF-Japanの隊員たちが自分を見つめているのに気づく。
「あ、あ、こ、こんにちは、私、小池百合です。」
「え、ええ!」
「なんやて!」
と、近田はすっとんきょうな声を出す。
佐内はたしなめるような眼をして
「ちょっと、近田隊員、驚きすぎよ、失礼よ。」
近田は口をあんぐりしながら
「だって、こんなべっぴんさん、驚きますがなぁ。
ほんまに小池首相の娘はん?」
「おい!
失礼だぞ!」
と、川中も近田を睨む。
百合は苦笑いをしながら
「WEF-Japanの皆様、このたびは私を迎えに来てくださり、本当にありがとうございました。
WEF-Japanの宇宙船が来られた時から、私はこの城から見ておりました。」
佐内は少し怪訝な顔をして聞いた。
「迎え?
私どもは助けに来たという感覚だったのですが……」
「ええ、その言い方でも間違いではありませんが、とにかくご説明しますので、とりあえず王宮の王室までご案内します。」




