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地球から十万光年離れたジャミラン星の空に、WEF-Japanの巨大な宇宙船コスモライナーが、陽炎のようにぼんやりと姿を現した。
そして、ゆっくりとジャミラン星の荒野に降り立った。
操縦席にいた近田は、安堵のため息をついた。
「ふぅう、やっと着いたぜ。」
佐内はほっとした顔で言った。
「ワープって、なんだか体が急に重くなったり軽くなったり、変な感じね。」
本郷は後ろを振り返り、尋ねた。
「川中副隊長、大丈夫ですか?」
瑠璃も後ろを向くと、副隊長の川中が青白い顔をしてうつむいていた。
「はぁ……、ちょっと失礼」と言い、川中は船室から出ていった。
佐内はため息をついて言った。
「まったく……。
あれで本当にWEF-Japanの隊員になれたのかしら。」
本郷はコスモライナーのコクピットの表示を見ながら言った。
「副隊長は少し、機内で休んでもらおう。
とりあえず我々は外に出よう。
この星の外気成分も地球と変わらないようだ。」
コスモライナーのハッチが開き、WEF-Japan隊員の近田智一、本郷史郎、佐内由美恵、神楽坂瑠璃は、ジャミラン星の土を踏んだ。
近田はジャミラン星の空を見上げて言った。
「なんや、空がなんとなく紫っぽいなぁ。」
佐内は続けて言った。
「そうねぇ、でも、天気としては晴ということみたいよ。
大葉もあるし、私たちの影もある。
でもなんだか近くにあるあの山、変な形の山根。」
佐内が指さした先には、大きなカエルがたたずんでいるような形をしていた。
本郷もうなずいた。
「うん、そうだね。
ん?」
ふと、何となく視線を感じて、本郷が横を見ると、数匹の大きなガマガエルと目が合った。
瑠璃は驚きの声を上げた。
「ヒッ!」
数匹のガマガエルは、すぐにその姿を消した。




