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アメリカ大統領執務室、通称オーバルオフィス。
ホワイトハウスの2階、南棟に位置するその部屋は、大統領の権威と権力を象徴する空間だった。
深みのあるマホガニー材で造られた、巨大な執務机「レゾリュート・デスク」に、大統領であるトランポリンがいらいらして座っていた。
「うぅーむ、ペット商人のモグゾーを、かっとして殺してしまったのは失敗だったな……。
新しい商人を探さないとならないなぁ。」
磨き上げられたデスクの表面には、部屋の重厚な照明が反射し、その背後には、アメリカ合衆国の国旗と大統領旗が、威厳をもって揺らめいている。
ニューヨークにある国連本部からワシントンDCにあるホワイトハウスの地下までつながっている、極秘の地下通路をリニアカーで付いた佐内は、持ち前の俊敏さで警備員に見つかることもなく、影のように音もなく執務室に忍び込んだ。執務室のドアは、分厚いオーク材でできており、外側には常に数名の屈強なシークレットサービスが配置されているはずだった。
しかし、佐内が潜入したルートは、核戦争が起こった場合にすぐに大統領が地下に逃げるための文字通り「裏口」だった。WEFの隊員である佐内は、特別にそのルートを知っていたのだ。
しかし、彼女の気配を察知し、トランポリンの首は座ったまま、真後ろに向いた。その奇妙な姿を見て、思わず佐内は小さい悲鳴を上げてしまった。
「よく来たな、WEFの犬め。
出あえ、出あえ、曲者じゃあ!」
なぜか時代劇さながらの大声をトランポリンが発すると、何人かの警備員が執務室に飛び込んできた。
「お前らは何を警備しているのだ、この娘をとらえろ!」
彼らの視線が一斉に佐内に向けられた。その目は、もはや人間のものではなく、冷たい光を宿した機械のようだった。
「はい、排除します。」
無機質な声が響き渡り、警備員たちが佐内に襲いかかる。
佐内は携帯しているレーザーガンLS300で応戦するが、彼らの動きは、人間離れした速さと力強さを持っていた。
さらに佐内は、持ち前の格闘術と機敏さで戦うが、数に勝る警備員たちに徐々に追い詰められていく。
「くっ……!
こおかしい、これは人間の動きじゃない……!」
トランポリンは、警備員たちに指示を出す。
「奴を捕らえろ。
そして、私の新しいペットにしてやる。」
警備員たちは、トランポリン大統領の言葉に従い、佐内に猛攻を仕掛ける。
佐内は、激しい攻撃に必死に抵抗するが、ついに力尽き、捕らえられてしまう。
彼女の体は、側近たちによって持ち上げられ、トランポリンの前へと運ばれていく。
「……まさか、こんなことになるなんて……」佐内の意識が遠のいていく中、トランポリン大統領の嘲笑う声が聞こえてきた。
「ふふふ……。
お前も、私の新しいペットとして、存分に楽しませてやるぞ!」
トランポリンは、佐内を蹴飛ばし、佐内は壁にたたきつけられる。
佐内の意識は、暗闇へと沈んでいった。




