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北京の空を焦がす竜球の炎は、街を赤く染め続けていた。
WEF-China の奮闘もむなしく、竜球はさらにやみくもに暴れまわっていた。
その時、国際回線に鋭い通信が割り込んだ。
「こちら WEF-Japan、コスモホーク隊、ただいま北京上空に到達した!」
その声は、混乱の中に一筋の光を差し込むように響いた。
次の瞬間、雲を切り裂き、白と赤のラインをまとった日本のコスモホーク部隊が、整然とした隊列で降下してきた。竜球の炎が反射し、機体は黄金色に輝いて見える。
北京の市民たちは、思わず空を見上げた。
「日本の……WEFだ!」
「日本も助けに来てくれたんだ!!謝謝!」
その声に応えるように、日本の基地にいる隊長・山桐からの声が響く。
「全機、散開! 竜球の熱源を分散させる! 中国の被害を最小限に抑えるんだ!」
その指示は迷いがなく、力強かった。
WEF-Japan の戦闘機は、竜球の周囲を高速で旋回し、熱を冷やす特殊弾を次々と放つ。特にやはり瑠璃の運転技術は、他のメンバーを卓越していた。
竜球の体から出ている炎が弱まり、動きが鈍る。その瞬間、瑠璃のスマホが震えた。
「……あの、ルリさん……私が出ていくのは今のような気もするんですが……」
「え、あ、そうね。忘れてた。」
「おいおい!」
瑠璃はスマホを竜球に向けて掲げ、叫ぶ。
「チェーンジ・ファイトー!」
光が走り、空間がねじれ、ファイターマンが北京の空に、逆さまの状態で落下してきた。
「うわああああああああああ!!」
そのまま竜球の尻尾にぶつかり、地面に転がり落ちる。
「いったぁ……ちょ、ちょっと、もう少し優しく召喚してくれません……?」
周囲の WEF-Japan 隊員たちは、思わず目をそらした。
瑠璃も頭を抱えている。
「また、あの巨人だ……」
「やっぱり、ちょっとカッコ悪いな……」
しかし、ファイターマンは立ち上がり、竜球を見据える。
「……まぁ、やりますけどね!」
そして、ファイターマンは空中元素定着エネルギーを放出して、体中にボディアーマーを装着し、マスクにも半透明なシールドがかかる。
彼は大きく跳躍し、竜球に立ち向かう。




