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WEF-Japanの基地には現在、隊長の山桐と視覚障害者でデータ分析が専門の宮坂がいた。
そして、宮坂はハイテクノロジーメガネで山桐の姿を捉えながら、レーザー白杖で、その近くに寄り、話しかける。
「山桐隊長、あのぉ……」
「な、なんだね。
宮坂隊員、わ、私には妻も子供も……」
宮坂は、山桐の声に、わずかに眉を寄せ、ため息をつきながら言った。
「なに、毎度毎度、バカなこと、言っているんですか?
山桐は、自分の発した茶化しにまともに取り合ってくれない宮坂に、苦虫をかみつぶした様な顔をして
「なんだね、宮坂隊員……」
宮坂は言う「前々から、宇宙から受け取っている微弱な謎の電波の貝毒が出来ました。」
山桐はぱっと目を見開いて
「おぉ!さすが宮坂隊員、凄いじゃないか?
それで、どんな内容だったのだ?」
「それが……」
宮坂は言いよどむ。
「……」
「どうした、宮坂隊員」
宮坂は、意を決したように山桐にを顔を向けて
「あれは遠い星から、地球に助けを求めている小池さなえ首相の娘さんからの電波です
……あれ?隊長?……あらと」
突然、気配のなくなった山桐を、目の見えない宮坂はあたりを手でさぐると、右手が山桐の腕に触れた。
「隊長、どうしたんですか!?」
山桐はふと我に返って
「は、あ、宮坂隊員……、さっきは何を言ったんだね。」
「ですからあれは遠い星から、地球に助けを求めている小池さなえ首相の娘さんからの電波……」です
「はーーーーーーっ!?」
突然の大声に宮坂はのけぞる。
「何を言っているんだね、君は!小池首相の娘だと?小池首相に娘がいるのか?」
「そこですか?」
「と、言うか、じゃ、その娘がなんで、遠い星から助けを求めているのか?」
宮坂は困った顔で返す。
「私にも詳しいことはわかりませんが、伝播を解読するとこうです。
わたしは、いまではにほんの、そうりだいじんとなっている、こいけさなえのむすめです。わたしはおさないころにうちゅうじんにさらわれました。
わたしはちきゅうにかえりたい。たすけにきてください。わたしがさらわれたほしは、じゃみらんせいといいます。
との事です。伝播が弱く本当に苦労しました。」
あまりに突拍子のない報告に山桐は唖然とする。




